【暮らしの豆知識】サッカーなどで使われる「VAR」は何の略?

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VAR

サッカーの試合を見ていると、時折「VAR(ブイエーアール)」という言葉が聞かれます。

サッカー

ローマ字をそのまま読んだといった感じの言葉となっています。

このVARが行われると、いったん試合はストップ。

このVARは判定が微妙な時、重大な判断、チャンス(ピンチ)になるかもしれない判定の時に使われます。

主審がVTRチェックをするパターンと、裏方さんがチェックした結果を聞くだけのパターンとがありますが、いずれも同じなのは「誰かがVTRでチェックする」こと。

パソコン

プレーを映像で再度確認して、判断を下すということが行われます。

 

VARは何の略?

そこで核心へ。

VARは何の略なのでしょうか?

VARは「Video Assistant Referee(ビデオ・アシスタント・レフェリー)」の頭文字をとった略称です。

ビデオでレフェリーをアシスタントする。

そんなイメージですが、内容としてもそんなイメージ通りの内容となっていますね。

上でも書いた通り、VARは実際に対象となったプレーを映像を見返して確認する行為。

まさに言葉通りといった意味合いとなっています。

サッカーの試合の流れを止めてしまうような感じもありますが、これがあることで納得するという場面もあれば、誤審を防ぐこともできるシステムです。



野球でも似たようなシステムが採用されている

さて、VARはサッカーでよく使われているという話でありますが、野球でも同じようなシステムが導入されています。

野球の場合は「リクエスト」なんて言われるシステムがそれです。

野球

野球でも判定が微妙なときってのがもちろんありまして。

セーフなのか、アウトなのか。

ホームランなのか、ファールなのか。

微妙な時に判定が下された後、納得がいかなかった場合に審判に対してリクエスト権を行使。

もう一度審判団でVTRチェックして判断してほしいというシステムです。

実際にこれで覆ったこともありますし、人間誰でも間違いはありますからね。

 

公平公正の判定方法の一つとして導入される

元をただせば、サッカーも野球も昔はこうしたシステムはありませんでした。

審判が見たままを判定し、異議申し立ては認めない。

バツ

そうした上で行われていましたが、どうしても誤審というものは出てきてしまいまして。

もっとも有名なものの一つに、FIFAワールドカップでハンドの反則をしながらゴール認定された「神の手」と呼ばれる事件があります。

アルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナ氏のプレーだったのですが、映像を見ると明らかにハンド。

しかし、ゴールは認められました。

こうした誤審が起こらないように、その数を少なくするようにと考えられたシステムの一つがこのシステムだったのです。



物議を醸している競技も導入検討したらいいのに・・・

最近物議を醸している競技に、テニスがあります。

テニスはどうやらこうしたVARのようなシステムが導入されていないようで、審判が見たままを判断している様子。

物議を醸したプレーとして、相手に返球したテニスボールが、ボールガールと呼ばれる女の子に直撃。

それを最初は「警告」と判断した審判が、相手選手から抗議を受け「失格」に判断変更したことが話題となりました。

故意かどうかという所も焦点になったようですが、こうしたケースはVARで確認すればよかったのではと思ってしまいますよね。

また、その後にまたテニス業界で騒がれていたのが、ライン際ギリギリに打ち込まれたボールがインかアウトかでもめました。

審判はアウトと判定したものの、打ち込んだ選手はインを主張。

その後ラインに残っていたと思われる痕跡を、相手選手が足で消したと思われる行動が物議を醸してとうとう我慢の限界にきた選手が棄権するという事態に。

こうしたケースもVARで判定すればいいだけの話じゃん・・・なんて思ってしまいます。

 

人間は間違うもの、文明の利器頼ってもいいと思う

審判に対して誤審をするなというのは酷なものです。

人間誰だって間違うことはありますし、見間違うこともあります。

そこを責める人もいますが、そこを責めるのではなく「人間はミスがあるものだ」という前提に立ち、文明の利器に頼るのもいいのではないかなと思います。

ミスする可能性もあるから、VTRでチェックして複数人で確認します。

いいじゃないですか、それで誤審が減るなら。

誤審があって楽しいと思える人はごくごく一部の人だけだと思います。

大半は「試合が壊れた」「試合を壊した」ということに発展することも。

ファンも選手もすっきりしない結果になり、不満に思いながら終わることもあります。

それを少しでも軽減させるという意味でも、サッカーや野球に限らず、色んな競技に採用されてもいいのにな・・・何て思ったり。

 

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