AmericanExpressを名乗る不審なメールが出回っています
今回はAmericanExpressを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「【American Express】カードの不正使用防止ご本人確認のお知らせ2022/07/29」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきましょう。
転記開始
件名:【American Express】カードの不正使用防止ご本人確認のお知らせ2022/07/29
カードをご利用いただきありがとうございます。
American Express
現在のカードご利用本人確認をお知らせいたします。
カード不正使用防止ご協力のお願い
このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので。
誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。
つきましては、以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。
お客様にはご迷惑、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。
何卒ご理解いただきたくお願い申しあげます。ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。
ログインに心当たりが無い場合、第三者によるログインの可能性がございます。念のため、パスワードの変更をおすすめいたします。
「Webでの本人確認」へログイン(リンク)
※本Eメールはカード会員様の受信設定にかかわらず、配信しております。
※本Eメールは送信専用Eメールアドレスから配信されています。ご返信いただいてもお応えいたしかねますのでご了承ください。
※本サービスについての詳細および登録の解除・変更は、こちらよりご確認ください。
【発行】アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.
〒105-6920 東京都港区虎ノ門4丁目1番1号americanexpress.co.jp(リンク)
Copyright (©) 2022 American Express International, Inc. All Rights Reserved.
転記終了
怪しいポイント① AmericanExpressを利用していない
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、私はAmericanExpressを利用していません。
利用していないカード会社からこうしてメールが送られてくるのはおかしいですよね。
何の話?ってことで。
カードを利用していないということは、利用登録をしていないということになります。
そして利用登録をしていないということは、メールアドレスを登録したことがないということにもつながりまして。
ではなぜメールアドレスを知っているの?となります。
中々気持ち悪い話でもありますね。
そもそもメールアドレスを教えたことがありませんから、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
信用第一のカード会社がこんな方法でメールアドレスを取得するでしょうか?
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 存在しないカードの利用を一部制限するという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文に注目してみましょう。
メール本文では、こんな記述がありました。
「このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので。
誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。」
どうやら本人以外がカードを使った形跡があり、それを理由にカードの利用を一部制限するといっています。
しかし、これはおかしいですねぇ。
そもそも私はカードを利用登録すらしたことがありません。
ということは、カードそのものが存在していないんですよね。
そんな存在しないカードの利用を制限するなんて。
もう一度これを踏まえて本文を見てみると、怪しさが倍増します。
「存在しないカードが誰かに使われた可能性があり、存在しないカードの利用を一部制限します」
存在しないカードが使えるのなら、その方法を教えてほしいくらいです。
怪しいポイントの2点目は、こうしたあり得ない内容ということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メールに貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この法則を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみた結果、これらがまったく違っていることが判明。
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.利用していないカード会社からのメールだった
2.存在しないカードの利用を一部制限するというあり得ない内容だった
3.リンク先URLが公式サイトのURLと全く違っていた
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
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