AmericanExpressを名乗る不審なメールが出回っています
今回はAmericanExpressを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「【American Express】5月25日※本人確認のお知らせ※(自動配信メール)」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名:【American Express】5月25日※本人確認のお知らせ※(自動配信メール)
American Express
本人確認のお知らせ
アメリカン・エキスプレスカードをご利用のお客さま。利用いただき、ありがとうございます。
昨今の第三者不正利用の急増に伴い、弊社では「不正利用監視システム」を導入し、24時間365日体制でカードのご利用に対するモニタリングを行っております。
不審なカードの取引が検知された場合、ご本人様のご利用であるか確認させていただく場合がありますので、当社からのEメールを受け取られた場合には。
ここ数日、不審な取引がいくつか検出されたため、お客様のカードを停止させていただきました。
引き続きカードをご利用いただく場合は、Webサイトにログインしてご登録情報を再確認いただき、確認後、カードの利用制限を解除させていただきます。
ご利用確認はこちら(リンク)
48 時間以内に情報をご確認ください。ご確認いただけない場合、資金の安全のため、銀行カードをキャンセルさせていただく場合がございます。
※本メールの送信アドレスは送信専用となっております。返信メールでのお問い合わせは承りかねますので、あらかじめご了承ください。
※本メールがご自身宛でない場合、他の方が誤って同じメールアドレスを登録したものと考えられます。
本メールを破棄してくださいますようお願いいたします。今後ともよろしくお願い致します。
American Express カード 株式会社
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転記終了
怪しいポイント① AmericanExpressを利用していない
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、私はAmericanExpressを利用していません。
利用していないカード会社からこうしてメールが送られてきているんですよね。
これは怪しい話。
利用していないカード会社からメールが来るなんて、おかしいですよね。
営業メールならまだ分かりますが、内容を見てみるとそうした内容でもありません。
カード会社を利用していないということは、利用登録をしたことがないということ。
利用登録をしたことがないということは、メールアドレスの登録もしたことがありません。
ではなぜ先方はメールアドレスを知っているのか?
そんなことも疑問に思うとともに、怪しく感じるポイントになりました。
そもそも教えたことがないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
信用第一のカード会社がこんな方法でメールアドレスを取得しているとは思えません。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 存在しないカードの利用を停止したという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文ではこんな記述がありました。
「ここ数日、不審な取引がいくつか検出されたため、お客様のカードを停止させていただきました。」
カードに不審な取引が検出されたので、カードを停止した。
そんなことが書かれていました。
しかしこれはあり得ない話なのです。
上でも書きましたが、私はAmericanExpressを利用していません。
これはカードを発行したことがなく、物理的にこの世界にカードが存在していないということになります。
その存在していないカードに不審な利用があり、存在していないカードを停止する。
そんなことを言っているんですよね~。
当然ながら存在していないカードが使われることは100%ありませんし、存在していないカードの利用を停止するなんてこともできるわけがありません。
なぜなら存在していないからです。
怪しいポイントの2点目は、こうしたあり得ない内容ということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回のあやしいポイントは3つありました。
1.利用していないカード会社からのメールだった
2.存在しないカードの利用を停止するというあり得ない内容だった
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
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