infoを名乗る不審なメールが出回っています
今回はinfoを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「【American Express】Apple Payカード情報更新のお知らせ」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名:【American Express】Apple Payカード情報更新のお知らせ
引き続きApple Payをご利用いただけます。
カード番号(下5桁): 54002
MAKOTO MURATA 様
ご利用の端末上のApple Payにおいて、お客様のアメリカン・エキスプレスのカードの情報が更新されました。
Apple Payに情報が更新されたカード
カード下5桁 54002
この更新はお客様からのカード切り替えまたは再発行のご依頼に基づき、アメリカン・エキスプレスが行いました。
Apple Payにおいてお手続きの必要はございません。このまま引き続きApple Payを新しいカード番号でご利用いただけます。
※万一、本メールにお心当たりがない場合は、お手数ですが、カード裏面に記載のアメリカン・エキスプレスの電話番号までご連絡ください。
Apple Payについての詳細はこちら(リンク)
顧客プライバシー(リンク) お問い合わせ窓口(リンク) 配信アドレスの変更(リンク)
Apple Pay は、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
※本Eメールはカード会員様の受信設定にかかわらず、配信しております。
※本Eメールは送信専用Eメールアドレスから配信されています。ご返信いただいてもお応えいたしかねますのでご了承ください。
※本サービスについての詳細および登録の解除・変更は、こちら(リンク)よりご確認ください。
※Apple Payに関してご不明な点がございましたら、こちら(よくある質問)(リンク)をご参照ください。
【発行】アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.
〒105-6920 東京都港区虎ノ門4丁目1番1号americanexpress.co.jp(リンク)
Copyright (c) 2023 American Express International, Inc. All Rights Reserved.
INTUNEMWDPD0007
転記終了
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
怪しいポイント① AmericanExpressのサービスを利用していない
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、私はAmericanExpressのサービスを利用していません。
利用していないカード会社からこうしてメールが来ているんですよね。
これはおかしな話。
利用していないのですから、送られてくるいわれがありません。
営業メールならまだ分かりますが、内容を見てみるとそんな内容でもありませんからね。
怪しさしかありません。
利用していないということは、利用登録をしたことがないということ。
利用登録をしていないということは、メールアドレスの登録もしたことがないんですよね。
ではなぜ先方はメールアドレスを知っているのか?
そんなことも怪しく感じるポイントになりますね。
そもそも教えたことがないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
こんな方法でカード会社がメールアドレスを取得するでしょうか?
私はしないと思いますけどね。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 存在しないカードの情報が更新されたという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文ではこんな記述がありました。
「ご利用の端末上のApple Payにおいて、お客様のアメリカン・エキスプレスのカードの情報が更新されました。」
何やらApple Pay上でカードの情報が更新されたと言っていますね。
しかしこれはあり得ない話です。
なぜなら、上でも書いた通り私はAmericanExpressのサービスを利用していません。
これはカードを発行したことがないことを意味しており、物理的にこの世にカードが存在していないことを意味しています。
そんな存在しないカードの情報が更新されたと言っているんですよね。
これはあり得ません。
存在しないものの情報があるわけがありませんし、それを書き換えるなんてことも物理的に不可能。
またMAKOTO MURATA名義となっていますが、これも私の名前とは違います。
怪しいポイントの2点目は、こうしたあり得ない内容となりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.利用していないカード会社からのメールだった
2.存在しないカードの情報が更新されたというあり得ない内容だった
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った
以上3点、どれを取ったも怪しいポイントになっていました。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
コメント