アメリカン・エキスプレスを名乗る不審なメールが出回っています
今回はアメリカン・エキスプレスを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「【アメリカン・エキスプレスカード】の一時利用停止は解除されます」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名:【アメリカン・エキスプレスカード】の一時利用停止は解除されます
現在カードのご利用が一時停止されました。
2023年4月9日 まで、カードの利用が一時停止されました。
カードの一時利用停止: カードの利用を一時停止することにより、今後カードを端末に通すご利用はできなくなります。しかしながら、以下のご利用は止まりませんのでご注意ください。
- 定期的なお支払い(公共料金、サブスクリプション料金)
- デジタルウォレットに登録済みのカード利用
- 一時停止したカード以外のご利用分
また、カードの一時利用停止中でも次のご利用は可能な 場合があります。
- オンライン決済
- デジタルウォレットにカード情報を登録する
カードの一時利用停止を解除すると、以前と同様にカードを利用できます。カードの一時利用停止を解除する場合は、
こちら。
カードの一時利用停止を解除する(リンク) カードを紛失・盗難された場合、心当たりのない利用履歴がある場合は、すぐにご連絡ください。カードを再発行いたします。
顧客プライバシー | お問い合わせ窓口 | 配信アドレスの変更
【ご留意点】
利用停止期間の日数は米国山岳部標準時(GMT-07:00)を基準に計算されます。米国山岳部標準時が0:00になる日本時間の16:00に、残りの利用停止期間の日数が1日減ります。そのため表示の日付は、日本時間と1日ずれている場合があります。
※本Eメールはカード会員様の受信設定にかかわらず、配信しております。
※本Eメールは送信専用Eメールアドレスから配信されています。ご返信いただいてもお応えいたしかねますのでご了承ください。
※本サービスについての詳細および登録の解除・変更は、
こちらよりご確認ください。
【発行】アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.
〒105-6920 東京都港区虎ノ門4丁目1番1号
americanexpress.co.jp
Copyright (c) 2023 American Express International, Inc. All Rights Reserved.
JPNJAALEFRZ0025
転記終了
怪しいポイント① アメリカン・エキスプレスのサービスを利用していない
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、私はアメリカン・エキスプレスのサービスを利用していません。
利用していないカード会社からこうしてメールが送られてきているんですよね。
これは怪しすぎる。
利用していないのですから、メールが送られてくるいわれがありません。
営業メールなら百歩譲ってわかりますが、内容を見てみると営業メールではありませんね。
サービスを利用していないということは、利用登録をしたことがないということ。
利用登録をしたことがないということは、メールアドレスの登録もしたことがありません。
ではなぜ、メールアドレスを知っているんだ?という問題が出てきます。
これも相当怪しいポイントですね。
そもそも教えたことがないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
信用第一のカード会社が、こんな方法でメールアドレスを取得するとは思えません。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 存在しないカードの利用を停止したという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文ではこんな記述がありました。
「2023年4月9日 まで、カードの利用が一時停止されました。」
カードの利用が停止された。
そんな内容となっていますね。
しかし、これはおかしな話なのです。
上でも書きましたが、私はアメリカン・エキスプレスのサービスを利用していません。
これは利用登録をしたことがないということを意味しており、物理的にカードが発行されていないということになります。
この世にカードそのものが存在していないのです。
そんな存在しないカードの使用が停止されたと言っているんですよね~。
これはあり得ません。
だってカードが存在していないのですから。
存在していないものの使用を停止するなんてことは、物理的に不可能。
怪しいポイントの2点目は、あり得ない内容ということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.利用していないサービスからのメールだった
2.存在しないカードの使用を停止するというあり得ない内容だった
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
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