エポスカードを名乗る不審なメールが出回っています
今回はエポスカードを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「【American Expressカード】ご利用確認してください。メール番号:7501092」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見てみましょう。
転記開始
件名:【American Expressカード】ご利用確認してください。メール番号:7501092
American Expressカードをご利用のお客さま
利用いただき、ありがとうございます。
このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。
つきましては、以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。
お客様にはご迷惑、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。
何卒ご理解いただきたくお願い申しあげます。
ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい▼ご利用確認はこちら
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※お手もとにAmerican Expressカードをご用意ください。
※お持ちのカードによっては、サービスを利用できない場合があります。*ご注意ください*
変更のお手続きがない場合、弊社からの重要なお知らせが届かない場合があります。◆おしらせメールについて◆
American Expressのおしらせメール配信を「希望する」に設定すると、
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===================================アメリカン?エキスプレス?ジャパン株式会社
東京都港区虎ノ門4-1-1
※本メールは送信専用です。
お問い合わせは上のURLの、専用フォームよりお願いします。メール番号:8154334
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転記終了
怪しいポイント① 送り主とメールの内容が別会社
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に注目してみたのが、メールの送り主とメール本文の内容です。
メールの送り主は「エポスカード」と名乗っていましたね。
しかし、メールの内容を見てみると「AmericanExpress」となっているんです。
エポスカードとAmericanExpressは同業他社であり、それぞれ別の会社が運営しているサービスとなっているんですよね。
言い方を変えればライバル会社です。
そんな会社が、他社のサービスを案内するわけないですよね。
まず最初の怪しいポイントは、こうした別会社のサービスを案内しているということになりました。
怪しいポイント② 利用していないサービスからのメール
怪しいポイントの2点目として、サービスについて注目してみたいと思います。
今回はちょっとややこしいですが、エポスカードがAmericanExpressのサービスについて話が展開されています。
がしかし、私はエポスカードも、AmericanExpressも利用していないんですよね。
利用していなサービスから、こうしてメールが送られてくるのはおかしいですよね~。
利用していないということですが、これは利用登録をしたことがないということになります。
利用登録をしたことがないということは、メールアドレスを登録したことがないということも含んでいるんですよね。
ではなぜ、先方はメールアドレスを知っているのでしょうか?
そんなことも疑問に思ってきてしまいます。
そもそも教えたことがないということなので、本人が承知していない方法でメールアドレスを収集したということになります。
エポスカードもAmericanExpressもカード会社。
信用第一のカード会社がこんな方法でメールアドレスを収集するとは思えません。
怪しいポイントの2点目は、こうしたあり得ない内容となりました。
怪しいポイント③ 存在しないカードに利用制限を設けるという内容
怪しいポイントの3点目として、メール本文を見てみたいと思います。
メール本文ではこんな記述がありました。
「カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。」
カードの利用が制限されたということのようです。
がしかし、私はこれらのサービスを全く利用していません。
ということは、ここで言っているカードも物理的に存在していないんですよね。
そんな存在しないカードの利用を制限する。
そんなことを言っているんです。
これはあり得ませんよね。
物理的に存在していないカードを利用制限することなんてできません。
怪しいポイントの3点目は、こうした物理的にあり得ない内容となりました。
怪しいポイント④ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの4点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったところで、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
そこで、この性質を利用してメール本文に貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみようと思います。
公式サイトであれば、公式サイトの文字列が含まれているはずですからね。
2つのURLを確認してみたところ、これらは全く違っておりました。
これはもう決定的に怪しいポイントということができそうですね。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは4点ありました。
1.エポスカードを名乗るAmericanExpressの内容だった
2.どちらのサービスも利用していない
3.存在しないカードに利用制限を設けるというあり得ない内容
4.リンク先URLが公式サイトのURLと全く違う
以上4点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
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