PayPayを名乗る不審なメールが出回っています
今回はPayPayを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「あなたのアカウントは異常行為で制限されています」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名:あなたのアカウントは異常行為で制限されています
PayPayのサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。当社のシステムによる監視の結果、お客様のアカウントにセキュリティ上の問題があることが判明しました。アカウントの安全性を確保し、引き続き当社のサービスをスムーズに利用していただくため、お客様にアカウントの再認証をお願いしております。
【注意事項】
このメールを受信してから48時間以内に認証を完了してください。そうしない場合、お客様のアカウントは一時的に凍結される可能性があり、正常な利用ができなくなります。【認証手順】
当社の公式ウェブサイトにアクセスしてください。
リンク
画面に表示される指示に従い、必要な手続きを完了してください。【認証完了後】
認証が完了次第、お客様のアカウントを確認いたします。問題がある場合は、速やかにご連絡させていただきます。【お問い合わせ】
※本メールアドレスは送信専用のため、ご返信いただきましてもお答えできません。お問い合わせをご希望の場合は下記ガイドをご確認ください。リンク
ご協力とご理解をいただき、誠にありがとうございます。今後とも、より質の高いサービスを提供するために努力してまいります。Copyright (C) 2023 PayPay Japan Corporation. All Rights Reserved.
転記終了
怪しいポイント① PayPayを利用していない
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、私はPayPayのサービスを利用していません。
利用していないサービスからこうしてメールが送られてきているんですよね。
これはおかしな話。
利用していないのですからメールが送られてくる理由はありません。
用事がないはずですからね。
しかし実際にはこうしてメールが送られてきている・・・。
PayPayを利用していないということは、利用登録をしたことがないということ。
利用登録をしたことがないということは、メールアドレスの登録もしたことがありません。
ではなぜ先方はメールアドレスを知っているのか?
そんな問題も出てきてしまいます。
これだけでも相当怪しいですよね。
そもそも登録していないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
そんな方法で今時メールアドレスを取得している企業などないでしょう。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 存在しないアカウントが一時的に凍結されるという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文ではこんな記述がありました。
「お客様のアカウントは一時的に凍結される可能性があり、正常な利用ができなくなります。」
何やらアカウントが一時的ですが凍結されるなんてことが書かれていました。
しかし、これはあり得ない話なんですよね。
上でも書きましたが、私はPayPayのサービスを利用していません。
これはアカウントを作ったことがないということであり、物理的にアカウントが存在していないということになります。
その存在しないアカウントを凍結させるなんてことは不可能。
存在していないんですからね。
そんなこと物理的に不可能です。
怪しいポイントの2点目は、こうしたあり得ない内容ということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは、3つありました。
1.利用していないサービスからのメールだった
2.存在しないアカウントを凍結するというあり得ない内容だった
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
公式サイトでの注意喚起
PayPay公式サイトでは、フィッシングメールに関する注意喚起などがされています。
併せてご覧くださいm(_ _)m
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