ユーティリティープレイヤー
私はスポーツを見るのが好きだったりします。
一番好きなのはサッカーなのですが、それ以外にも野球だったり、バレーボールだったり、ボクシングだったり・・・。
スポーツを見ていると、結構専門的な用語が使われていたりもして。
そうしたものの一つに「ユーティリティープレイヤー」というものがあります。
主に球技などの団体競技を見ていると、使われることがあるものです。
これは選手を形容する言葉の一つとなっており、特定の選手に対して「この選手はユーティリティープレイヤー」みたいな感じで使われていますね。
ユーティリティープレイヤーはどんな意味?
時にこのユーティリティープレイヤーとはどんな意味なのでしょうか?
ユーティリティープレイヤーとは「複数のポジションをこなすことができる選手のこと」です。
例えばサッカー。
サッカーは複数のポジションからチームが構成されているのですが、例えばFWとMFができる選手。
MFとDFができる選手。
そうした選手がユーティリティープレイヤーと呼ばれます。
野球にしても同じような感じ。
内野手と外野手ができる選手、内野の全ポジションができる選手など、複数のポジションをできる選手がユーティリティープレイヤーと呼ばれますね。
野球の場合は打撃専門となる「DH」のみそれに該当しないということになるのですが。
ユーティリティープレイヤーは貴重な戦力
複数のポジションをこなすことができるユーティリティープレイヤーは、チームでは貴重な戦力として扱われることが多いです。
複数のポジションをこなせることから、登録選手の節約にもつながるんですよね。
スポーツの世界ではベンチに入れるメンバーの数が制限されています。
無限にベンチ入りさせることはできず、全ポジションの選手を入れることができないケースも。
そんな時に、ユーティリティープレイヤーがいれば、どこのポジションでも起用することができるので重宝されるのです。
有名なユーティリティープレイヤー
最後に有名なユーティリティープレイヤーを見て終わりましょう。
※敬称略
サッカー
山田暢久・・・元日本代表で浦和レッズのレジェンド。GK以外すべてのポジションができるとも言われた万能プレイヤー。本職は右サイドバック。
中西永輔・・・元日本代表で千葉や横浜FMなどでプレー。プロとしてDF、MF、FWと出場したことのある万能プレイヤー。98年フランスW杯にも出場。
長谷部誠・・・元日本代表でドイツで長くプレーしている選手。本職はボランチ(守備的MF)だがそれ以外にトップ下、センターバック、右サイドバックなど様々なポジションでプレー。
柳想鉄(ユ・サンチョル)・・・元韓国代表でJリーグでもプレーした選手。DF、MF、FWとどのポジションでもこなせる万能プレイヤー。
ホルヘ・カンポス・・・元メキシコ代表GK。GK以外にもFWでもプレーした異色の選手。GKがそれ以外のポジションをプレーするのは非常に稀。
ルート・フリット・・・元オランダ代表でACミランで一時代を築いた名プレイヤー。ドレッドヘアをなびかせてプレーし、DF、MF、FWとどのポジションでも活躍した万能プレイヤー。
パベル・ネドベド・・・元チェコ代表でユベントスなどでプレー。中盤ならどこでもこなせる選手。中央でもサイドでも起用された。
野球
真弓明信・・・元阪神のレジェンド。遊撃手、二塁手、外野手でゴールデングラブ賞を受賞。
内川聖一・・・横浜、ソフトバンク、ヤクルトで活躍したレジェンド。内野手(一塁、二塁、三塁)と外野もこなしたプレイヤー。
木村拓也・・・広島、巨人で活躍したレジェンド。プロ入り後投手以外の全ポジションでプレーしたという逸話を持つユーティリティープレイヤーの代表的選手。
宮本慎也・・・元ヤクルトのレジェンド。遊撃手と三塁手の2ポジションでゴールデングラブを獲得。プロスタート時は二塁手でもプレー。
ロベルト・ペタジーニ・・・ヤクルトや巨人でプレーしたベネズエラ出身選手。一塁手と外野でプレーするも、外野の守備はお世辞にもうまいとは言えなかった。
まだまだたくさんいますが、キリがないのでこの辺で。
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