【暮らしの豆知識】スポーツで聞かれる「永久欠番（えいきゅうけつばん）」ってなに？

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背番号

スポーツ中継などを見ていると、それぞれのチームがそれぞれのユニフォームを着用して、背中に背番号といわれる番号を背負っているのをよく見ますよね。

プロ野球であったり、Jリーグであったり。

その番号を見て、一目でだれなのかがわかる。

そんな便利な背番号だったりもするんですよね。

中には選手を象徴するような背番号もあったりして、例えば野球で51番と言えばイチローさんが付けていた番号、55番と言えば松井秀喜さんが付けていた番号みたいな。

団体競技では、こうした背番号をつけたユニフォームを着用するのが一般的です。

「永久欠番（えいきゅうけつばん）」と呼ばれる背番号がある

そうした背番号の中には、ちょっと変わった番号というものがありまして。

それが「永久欠番（えいきゅうけつばん）」というもの。

プロスポーツチームの歴史なんかをやっていると、時折こうした永久欠番というものを聞く機会があったりしますね。

この永久欠番ってなに？

そんなことも疑問に思ったりも・・・。

この永久欠番について今回は見ていこうと思います。

永久欠番ってなに？

それでは本題へ。

永久欠番ってなに？

永久欠番というのは、読んで字のごとく「永久に欠番とされた」背番号のこと。

永久欠番に指定された背番号は、以後着用することを禁止する。

そんな意味となっているんですよね。

どんなに「その背番号をつけたい！」という人が出てきても、永久欠番だから付けたらダメと言われてしまう番号です。

そこであっさりつけてもいいよと言ってしまったら、それは永久欠番ではないということになってしまいます(笑)

そうした番号が永久欠番とされており、いくつかの背番号が実際に永久欠番として指定されており着用が出来なくなっています。

永久欠番になる理由

じゃあどうすると永久欠番になるのか？

基本的に背番号というのは、規則に則っている限りどの番号でも着用が可能です。

4桁の背番号とかそうした滅茶苦茶な番号でなければ。

しかし、実際に存在している永久欠番。

永久欠番になる背番号というのは、チームに絶大な貢献をした、類稀な才能や成績を残し現役を終えた。

そんな選手を称えるため、敬意を表するためにその背番号を「その人の番号である」ということで永久に欠番にするというものです。

中には違う理由で欠番になったりするときもあるのですが、基本はこうした理由で永久欠番が指定されています。

基本的にチームごとに指定される永久欠番

永久欠番というのは、基本的にチームごとに設定されるものとなります。

例えばプロ野球の巨人では1番が永久欠番となっています。

がしかし、他のチーム、楽天などでは普通に1番を着用している人がいて。

巨人で1番を永久欠番にしたからと言って、それ以外のチームでも1番が永久欠番になるか？と言われたらそんなことはありません。

各々のチームごとに永久欠番は違っており、選手を称えるという理由からもわかるようにチームここに設定されているものです。

「基本的に」という言い方で書きましたが、実際には全チーム共通で欠番にしているという番号も存在しているからです。

アメリカのメジャーリーグではある背番号が全チーム共通で永久欠番になっている例があるので。

珍しい例では選手じゃないものも

サッカーではちょっとおもしろい永久欠番もあります。

野球のイメージが強い永久欠番ですが、サッカー界でも一部のクラブが永久欠番を採用しています。

そしてその永久欠番となる対象は選手ではなく・・・サポーター（ファン）のための背番号！

背番号12を「12番目のプレーヤー」という意味でファンのための番号として永久欠番に。

そのクラブは背番号12の選手がいないという、通常の永久欠番とはちょっと変わった永久欠番の例もあります。

永久欠番を乱発しすぎると付ける番号がなくなる(笑)

こうした永久欠番でありますが、背番号も無限にあるわけではありません。

いくら好きな番号と言っても、有限なんですよね。

ゆえに永久欠番を乱発しすぎると、今いる選手たちの背番号がなくなってしまうという側面も。

すごいいい選手、活躍した選手なのに永久欠番になっていない。

そうした選手も数多いですが、あまり乱発できないという事情もあり永久欠番になっていないという面もありそうですよね。

主な永久欠番

※敬称略

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