半導体不足
世間では半導体不足が騒がれてから久しくなりましたね。
半導体不足により車の生産が全然間に合わなくなった、パソコンが品薄でなかなか手に入らない。
庶民の生活に直結するところでは、こうしたところが大きいでしょうか。
車に至っては注文を知れても5カ月~待つなんて話も出てきていますね。
パソコンも同じく品薄となっていて、注文してもすぐに来ないところもあるとか。
特にハイスペック系パソコンではそれが顕著になっているようで。
それもこれも新型コロナウィルスの影響といわれています。
海外の工場の操業停止などがその大きな理由
仕事柄、そうして半導体を使ったりしているので、どうしても入手が困難なものというのが出てきてしまいます。
あまりにも品薄なので「なんで入らないのか?」と聞いたことがありました。
するとこんな回答が。
「海外生産品で、その工場が操業停止または人で不足で減産してしまっているんですよね・・・」
そんな回答が帰ってきて、回答としては新型コロナウィルスの影響が大きいのだとか。
半導体などは海外での依存度が高く、国内で新型コロナウィルスがどうなっていようと、工場がある現地で流行の兆しがあるとダメなんだとか。
やりづらい世の中になりました。
製造メーカーに話を聞いた
先日とあるシステム機器のメーカーさんと話す機会がありましてね。
そこでメーカーの担当者さんと色々話をすることがありました。
私「最近半導体の一部が本当に入りませんよね・・・どうですか?」
メーカー「ですです。うちも困ってて。パーツの入りが悪いのでお客さんに納期回答ができないんです」
私「ですよねぇ、いつ入るかパーツの納期がわかりませんもんね」
メーカー「ですよ~、なので今下手に営業を積極的に掛けるとかえってご迷惑を掛けちゃうんですよね」
パーツがいつ入るのかわからないために、お客さんに納期の約束ができない。
そんなことが起こっています。
半導体だけではない
そうしたパーツ不足。
何も半導体に限った話ではないようです。
他の会社さんに聞いたところ、ブレーカーなども入りが悪く、一部ケーブルなんかも入らないんだとか。
市場に出てきても、それを奪い合いで各社争奪戦。
自分たちの売り上げに関わってくるところでもあるために、みんな必死にかき集めているって感じになっています。
これはこれでツライorz
安定供給されないのがその原因となっていますが、こうした中で売り上げを安定的に確保するというのはなかなか難しくなってきてしまっています。
人は出せても材料が出せない。
これでは意味がありません(-_-;)
新型コロナウィルスの影響は様々なところで出ている
新型コロナウィルスの影響を受けているというと、飲食店や医療関係がぱっと頭に浮かびます。
時短営業を求められたり、医療従事者さんたちが非常に大変な思いをして働いている。
しかし、一般企業においても、こうして材料が入らないという現象が一部で起こっているんですよね。
日本での流行だけに目が行きがちで、経済活動をしながら・・・なんていわれていますが、それは材料があってこそ成り立つ話で。
材料が入らなければ開店休業状態になってしまう事も珍しくありません。
体力的に持たない企業も多いのではないか
もはや体力的に持たない企業ってのも結構あるのではないかと思います。
現に取引先で廃業する企業さんもチラホラ出始めています。
観光系、飲食系、メーカー系、工場系、工事系・・・。
様々なジャンルでそれは顕著。
企業体力が持っているうちはいいですが、そのうち耐え切れなくなるとどんどんと姿を消していってしまう事でしょう。
収束も見えない中、経営陣の方々はご苦労なさっているだろうなと思う今日この頃です。
コメント