修理仕事
仕事にもいろんな仕事があるのですが。
業種によって仕事の内容も様々なことでしょう。
うちの会社の場合、仕事の一つに「修理」なんてものがありまして。
納入した機器がトラブルや故障を起こした時に、それを直すわけです。
こうした仕事も時折発生しておりまして、その都度納入場所まで出向き修理などをしています。
そうして修理仕事をしていると、お客さんといろんな話をすることもありましてね。
機器が使いやすいとか、逆に使いづらいとか。
もっとこんな機能があったらいいのにとか。
そうした意見というのも参考になったりするので社内に持ち帰ってフィードバックしたりもしています。
ある日のこと、修理仕事が入り現地に行く
ある日のこと、そうした修理仕事が入りまして現地に出向くことになりました。
結構年季の入った機器であり、もう寿命・・・ってくらい使い倒されている機器です。
そんな機器でも、こうして修理していけば何とか使えていけたりもするので、修理ってのも需要があるわけです。
買いなおすなんてのは簡単に言えますが、莫大な費用も掛かりますしね。
通常のメーカーの考えで行けば、修理なんてしないでもうだめだといって買い替えてもらうというのが王道かもしれませんが・・・。
うちはそうした方針は取っていません。
修理完了して説明をする
修理仕事は修理することが仕事でありますが、それだけで仕事は終わりません。
修理をした内容を、あまり詳しくない人にもわかるように説明をするところまでが仕事。
今回のトラブルがなぜ起きたのか?なにが悪かったのか?
そして今回の修理で何をして、交換したものがあれば交換したものを提出して。
いらないといわれたらこちらで処分するんですけどね。
今回の修理でも、修理完了後そうした説明をお客さんに対して行いました。
するとお客さんの反応が・・・。
「それなら私でもできた!」
修理の結果だけを聞き、それなら私でもできたといい始めたお客さん。
私は内心「いやいやいやいやw」と思っていたのです、ちょっとバカにされたような感じがして(笑)
出来たなら自分でやったらよかったじゃないかと・・・。
そこでまたお客さんに説明をします。
「修理は結果だけ見れば誰でもできるんですよ。その結果に行きつくまでの「切り分け」ができないと修理はできません。修理の9割は切り分けと原因特定なんですよ~。」
お客さんが言っていることは真理ではあるのですが、修理の1割の部分を見ていってるだけにすぎないんですよね。
じゃあトラブルの最初から状況を見て、何が悪くて、何を交換すればいいと分かりますか?という話です。
修理を結果論で語られるなら自分でやったらいいと思う
そんなの簡単だ!なんて時折言われることがあります(-_-;)
まあ確かに「やったこと」は大したことがないということも実際はあるんですよね。
誰にでもできることをやっていることもある。
ただ、そこにたどり着くまでも一つの技術であり経験であり知識。
例えばコンセントに照明器具を差し込んだのに明かりが点かない。
結果球切れだったとして、球交換をして直った!
球交換くらいなら私でも出来た!
といっているようなもの。
しかし、電球が点かないという事象には原因は1つじゃなくて、球切れの時もあれば、ブレーカーが落ちているなんてときもあるし、照明器具が故障していることもあるし、そもそも停電して元の電気が来ていないということも。
それがどこに原因があるのかを突き止めるのは、また別の話なのです。
仕事は全部やっての仕事
仕事の一部を見てそれならできるといってしまうのは簡単です。
しかし、その仕事の一部だけして終了で良いのですか?ということで。
最初から最後まですべてやって初めて仕事は終わります。
それをちゃんと理解してくれたらいいんですけどね~。
一部分だけを見て評価したり、判断するってのはある意味こわはなしだなと思います。
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