「デバイスがハッキングされました」というメールにご注意を!
今回は「デバイスがハッキングされました」という不審なメールを受信しましたので、公開させて頂きます。
件名は「デバイスがハッキングされました」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それではメール本文です。
転記開始
件名:デバイスがハッキングされました
それが起こったのです。ゼロクリックの脆弱性と特別なコードを使用して、Webサイトを介してあなたのデバイスをハッキングしました。
私の正確なスキルを必要とする複雑なソフトウェア。
このエクスプロイトは、特別に作成された一意のコードを使用してチェーンで機能し、このようなタイプの攻撃は検出されません。
Webサイトにアクセスしただけで感染してしまいましたが、残念なことに、私にとっては非常に容易いことです。
あなたは標的にされたのではなく、そのWebページを介してハッキングされた多くの不運な人々の一人になったのです。
これはすべて8月に起こりました。そのため、情報収集には十分な時間がありました。次に何が起こるかはもうご存知だと思います。
数ヶ月間、私のソフトウェアは、あなたの習慣、あなたが訪問するウェブサイト、ウェブ検索、あなたが送るテキストなどの情報を静かに収集していました。
他にもまだまだありますが、これがどれほど深刻であるかを理解していただくために、いくつかの理由を挙げました。明確に言うと、私のソフトウェアはあなたのカメラとマイクも制御しました。
プライバシーを侵害するのはちょうど良いタイミングでした。
あなたを主演とした価値あるPORNHUBビデオをいくつか作成しました。すでに十分に待ったので、これに決着をつける時が来たと思い立ちました。
こちらが私からのご提案です。 これを、私が希望するコンサルティング料金と名付け、これまでに集めてきたメディアコンテンツを削除したいと思います。私が支払いを受け取れば、あなたのプライバシーは守られます。
そうでなければ、私はあなたの連絡先に最も有害なコンテンツを漏らし、変質者が見ることができるようにそれを公開ウェブサイトに投稿します。あなたも私も、これによってあなたが被る損害の大きさを認識しています。あなたのプライバシー保護にあたってそれほど多くの金額は要されません。
私はあなたに個人的な関与をしません。そのため、私が所有するあらゆるファイルやあなたのデバイス上のソフトウェアが、転送を受けた直後に削除されることについてご信頼ください。私の適切なコンサルティング料金は、ビットコインで送金される1750ドルです。 振込時の為替レート。
この金額をウォレットに送る必要があります BTC 15UVwWz3KKt98cSfiz4No73ZNuVLcERUKe定められた料金は変更できません。2営業日以内に支払うものとされます。 支払いを受け取る事だけが重要です。
言うまでもなく、プライバシーを侵害されたく無ければ、誰かに助けを求めようとするのはやめてください。
支払いを受け取るまであなたの動きを全て監視しています。 契約の期限を守れば、二度と私から連絡が来ることはありません。どうぞ良い一日をお過ごしください。
転記終了
怪しいポイント① ハッキングした証拠がない
ここからはこのメールの怪しいポイントを見ていきたいと思います。
まず第一、今回のメールではハッキングを明言しています。
この時点で犯罪ということは間違いありません。
犯罪者であると自ら名乗っています。
そしてハッキングしたということでありますが、そのハッキングした証拠というのが一切ありません。
本当にハッキングしたのであれば、ハッキングした先のデバイスにファイルを生成し、それを証拠としてもいいと思いますが。
ただ言葉だけでハッキングしたと言っているだけであり、その形跡は一切確認できていません。
物証がないのになぜ信用できるんでしょうか。
まず最初に疑問に思った内容、怪しいと思った内容がこれでありました。
怪しいポイント② カメラやマイクを制御したという内容があり得ない
怪しいポイントの2点目として、またしてもメール本文から。
メール本文では「デバイスのカメラやマイクを制御した」と書かれています。
しかしこの内容はあり得ません。
なぜなら今回メールを受信したデバイスにはカメラもマイクも搭載していないからです。
物理的についていない機器を制御できるわけありませんよね。
制御する対象そのものがないんですから・・・。
書いていることが適当すぎて笑えます(笑)
これはあり得ない内容ということができるでしょう。
怪しいポイント③ 脅迫めいた内容
怪しいポイントの3点目として、こちらもメール本文から。
メール本文ではビットコインを要求しています。
私は何もしていないのに・・・です。
これはもはや脅迫の様相を呈していますね。
物理的にあり得ない映像や音声を公開する、されたくなければビットコインを寄越せ。
これは中々にひどいメールであります。
支払を受け取るまで監視するとも書かれていました。
もう少し現実的なメールを作れないものですかねぇ。
この程度では振り込む気も起きません。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りましょう。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.ハッキングしたというが、ハッキングされた形跡が一切ない
2.カメラやマイクがついていないのにそれらを制御したという内容
3.ビットコインを要求する脅迫めいた内容
以上3点、どれをとっても怪しい内容ということができるでしょう。
振り込まない!
こうしたメールを受信した場合、焦って入金などしてはいけません。
そもそも相手のやっていることは犯罪です。
事実が確認できるまで信用するのはまだ早い。
適当に文章だけの話かもれませんからね。
場合によっては警察に相談してもいいかもしれません。
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