MUFGを名乗る不審なメールが出回っています
今回はMUFGを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「【三菱UFJ Webサービス】通帳一時利用停止中、再開のお手続きの設定してください。」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見てみましょう。
転記開始
件名:【三菱UFJ Webサービス】通帳一時利用停止中、再開のお手続きの設定してください。
あなたの三菱UFJ Webサービスにはリスクが検出されましたので、
口座の資金安全を確保するために、-時的にこの口座を制限します。
正常な利用に影響しないように、ご自分で制限を解除してください。
下記のURLをクリックしてログインを解除してください。
URL:リンク
※「ご利用時刻」は日本時間(JST)を基準として表示されているため、実際のご利用日とは異なる可能性があります。
このメールは、オンラインショッピングの一部取引において追加の認証が必要な場合に、ご本人さまのメールアドレスにお送りしています。
お心当たりのない場合は、以下のお問い合わせ先までご連絡ください。
■お問い合わせ先(三菱UFJデビットをご利用のお客さま)
三菱UFJ銀行 デビットデスク 0570-070-735(通話料有料)
9:00~17:00、土・日・祝営業(ただし12/31~1/3は休業)
※ご本人さまであることを確認させていただきますので、お手元にデビットカードをご用意ください。
▼上記ダイヤルをご利用いただけない場合
(国内から)050-3786-7350 (海外から)+81-50-3786-7350 (いずれも通話料有料)
■お問い合わせ先(三菱UFJビジネスデビットをご利用のお客さま)
三菱UFJ銀行 ビジネスデビットデスク 0570-000-235(通話料有料)
9:00~17:00、土・日・祝営業(ただし12/31~1/3は休業)
※ご本人さまであることを確認させていただきますので、お手元にデビットカードをご用意ください。
▼上記ダイヤルをご利用いただけない場合
(国内から)050-3786-2350 (海外から)+81-50-3786-2350 (いずれも通話料有料)
本メールは送信専用アドレスよりお送りしています。
返信メールでのお問い合わせはお受けいたしかねますので、ご了承ください。
送信元:三菱UFJニコス株式会社 東京都文京区本郷3-33-5
Copyright(C) Mitsubishi UFJ NICOS Co.,Ltd. All Rights Reserved.
no:515315390795885
転記終了
怪しいポイント① MUFGのサービスを利用していない
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、私はMUFGのサービスを利用していません。
利用していない会社から、こうしてメールが送られてきているんですよね。
不思議ですねぇ。
利用もしていない会社から何の用件でしょうか。
営業メールなら百歩譲ってわかりますが、内容を見てみると明らかに営業メールではありません。
こちらの会社を利用していないということは、利用登録をしたことがないということ。
利用登録をしたことがないということは、メールアドレスの登録もしていません。
ではなぜ先方はメールアドレスを知っているのか?
そんなことも疑問に思うと共に、怪しく感じるポイントにもなりますね。
そもそも登録したことがないメールアドレスなので、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
こんな方法で銀行がメールアドレスを取得していたとなれば、炎上案件になってしまうと思いますが・・・。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 存在しない口座を制限するという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文ではこんな記述がありました。
「あなたの三菱UFJ Webサービスにはリスクが検出されましたので、口座の資金安全を確保するために、-時的にこの口座を制限します。」
何かしらのリスクが検出されたので、口座を制限する。
そんなことが書かれていますね。
しかしこれはおかしな話。
あり得ないんですよね。
なぜなら、上でも書きましたが私はこちらの会社のサービスを利用していません。
これは口座が存在していないということを意味しており、物理的に口座がないのです。
そんな存在しない口座を利用制限したと言っているんです。
これはあり得えませんね。
怪しいポイントの2点目は、こうしたあり得ない内容ということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.利用していない会社からのメールだった
2.存在しない口座の利用を制限するというあり得ない内容
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違う
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
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