【人間関係】中学時代の部活で先輩を泣かせてしまった・・・という話(T_T)

泣く人 人間関係

中学時代の部活

今回はちょっとした思い出話を一つ。

時はさかのぼり、中学生時代の頃のお話です。

中学生になると、部活動なんてものもありましてね。

運動部や文化部があり、その中のどれか1つに入ることを義務付けられました。

必ずどこかへ入れといわれまして、そんなこと言われてもいきなり決められませんよね(笑)

部活紹介みたいなイベントもあり、体育館でそれぞれの部活動について説明を受けます。

演舞があったり、演劇があったり、演奏があったり・・・。

様々な部活が様々な手法で部活動を紹介。

今では部活に入らないということもできるのかもしれませんが、私の頃は部活動に入るのが当たり前という風潮がありました。

 

剣道部に入る

どこの部活に入ろうかな・・・。

そんなことを考えていたのですが、候補は2つありました。

剣道部とサッカー部。

共に小学生時代にプレイしていたスポーツでありました。

少年剣友会で剣道をして、少年サッカー団でサッカーを。

非常に悩むところでありましたが、最終的に選んだのは剣道部。

理由は部員が少なそうだったので、レギュラーが獲れそうだったから(笑)

中学生になったばかりの子供にとっては、その程度ですorz

そして剣道部での部活動が始まるのでした。



1年生には試合に出るチャンスもない

入部すると、そこには我々1年生以外にも、2年生、3年生といった上級生がいます。

先輩なわけです。

剣友会が同じで一緒に稽古していた先輩もちらほらいまして。

そんな先輩方がいたこともあって、打ち解けるにはすぐでした。

先輩が可愛がってくれたり、一緒に帰ったり。

しかし、ひとたび試合となれば、そんな関係性は全く関係がなくて。

顧問の先生が出場選手を選ぶ中、1年生からメンバー入りする生徒はいませんでした。

 

3年生引退!

試合にエントリーされることもなく、夏を迎えました。

相変わらず稽古はしていましたが、このころになると3年生が最後の大会を終えて引退していきました。

3年生がいなくなった部活動。

2年生と1年生だけの部活動です。

さすがに中学3年生と1年生では体力差が結構あったのですが、2年生と比べるとそうでもない。

次の目標は秋の新人戦!

もしかしたら、1年生からもお呼びがかかるのではないか?

そんな淡い期待もあったり。

しかし2年生はかなり人数が多くてですね。

10名以上の部員がいた(団体戦出場枠は5名)ので、そこに割って1年生が入っていくというのも簡単ではありませんでした。



秋の新人戦を控えたある日チャンスが訪れた

秋の新人戦に向け、稽古にも熱が入ってきた剣道部。

ある日、そんな私にチャンスが訪れました。

顧問の先生ははっぱを掛けます。

「おい!A(レギュラー格の先輩)!お前なんだその稽古は!新人戦も近いのにたるんでるぞ!」

先生は稽古を見ながらご不満の様子。

そして・・・

「今からAとシングルプレイヤー(私の事)で3本勝負の試合をする。勝った方を新人戦で起用する」

といったのでした。

先輩の稽古に身が入っていない様子を感じ取った先生は、奮起を促すためにやったんでしょうね。

 

私は全力で先輩に立ち向かう!

先輩はいきなりの展開に、レギュラーを掛けて私と試合をすることに。

一方の私は何も失うものはありません。

相手は上級生、しかもレギュラークラス。

負けて当然という空気であり、勝てばレギュラーを獲れる!

手負いの先輩VS失うものがない自分!

もうこの時点で精神的には圧倒的に私が有利。

そして試合が行われて・・・勝利したのは私でありました(; ・`д・´)

やってしまった・・・これでレギュラーだ!!!

レギュラーは2年生のみで編成されていたのですが、そこに1年である自分も参加できる!

そんなことが妙にうれしかった瞬間でもありました。



負けた先輩は号泣(T_T)

入部数カ月の1年に負けてしまった先輩。

面を外すとそこには号泣している先輩がいました(T_T)

そんな姿を見ながら「すまねえ先輩、でも手を抜いてわざと負ける方が失礼だと思う」と思いました。

手を抜けば先生に見抜かれる可能性もありますし。

そして何より一番びっくりしたのはその顧問の先生だったことでしょう(笑)

まさか・・・お前勝つなよ・・・と思ったかもしれません(-_-;)

KYだったと言われればそれまでですが!

 

他のレギュラーメンバーの先輩には祝福される

その日の稽古終わり。

私が勝った先輩のことも気になっていましたが、そうそうと帰ってしまったために話す機会はありませんでした。

その代わり、他のレギュラーの先輩と話ができまして。

「おめでとう、新人戦レギュラーだな」

と剣友会の頃からの先輩からは祝福を受けました。

なんだか恥ずかしいような、こそばゆいような。

そんな1年生の秋でした。

これで自分もレギュラーとして試合に出られる。

なんだかそれが誇らしくもありました。



レギュラー発表!私の名前はなかった(笑)

そしていよいよ、秋の新人戦レギュラー発表が行われました!

私には先生が出した条件をクリアしたという大義名分があります。

先輩には悪いと思いながら、私は自分がレギュラーになれるものだと思っていました。

そして発表が始まります。

先鋒 ○○

次鋒 △△

中堅 □□

副将 A!

大将 ××

なななななんだってえええええ!

私の名前がない!

しかもメンバーにA先輩が入っているではないかorz

先生よ・・・あの時の言葉は嘘だったのかい・・・。

そして続きが。

「補欠 シングルプレイヤー」

最後にコールされたのは私でありました。

 

レギュラー陣に何かあればお前を使う

先生も困ったのかもしれませんね(笑)

まさか私がレギュラーの一角を落とすとは思わなかったのでしょう。

悩んだ挙句、約束はしたからどこかに入れなければならない。

そこで当たり障りのなさそうな補欠に突っ込んだといったところ。

先生からは「レギュラー陣に何かあればお前を使うからしっかり準備をするように」とありがたい(?)お言葉を頂きました(;’∀’)

結局先輩たちに何かアクシデントがあるわけもなく、私は1試合も出場せずに新人戦を終えました。

子供から大人に変わる多感な中学生時代。

淡い青春の1ページですが、大人の事情と実力至上主義、その一端を垣間見たエピソードでありました。

 



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