GMOあおぞらネット銀行を名乗る不審なメールが出回っています
今回はGMOあおぞらネット銀行を名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「【GMOあおぞらネット銀行】インターネットバンキングでのお振り込み手続きの一時制限について」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名:【GMOあおぞらネット銀行】インターネットバンキングでのお振り込み手続きの一時制限について
GMOあおぞらネット銀行をご利用いただき誠にありがとうございます。
本年 7 月 20 日以降、当社名を騙る偽メールで不審なウェブサイトに誘導し、ログイン情報を入力させる
等の手口により不正送金させる事案が多数発生しております。(末尾に記載のご注意事項を必ずご確認く
ださい)
かかる状況を踏まえ、お客さまの被害抑制を図るため、インターネットバンキングでのお振り込み手続きの
受付時間を以下の通り一時的に制限させていただきます。
当社ではすべてのお客についてご本人確認の手続きを行います、下記のご本人確認ボタンを押し、回答し
てください。
▼ご本人確認(リンク)(※)一定期間ご確認いただけない場合、口座取引を制限を継続させて頂きます。
(※)回答が完了しますと、通常どおりログイン後のお振込が可能になります。なお、上記制限対象となる
お手続き以外のインターネットサービスにつきましては、通常通りご利用いただけます。
(※)また、住宅ローン等のお引き落としや当社本支店他行からのお振り込みによるご入金も影響ござい
ません。
(※)インターネットバンキングは、以下のシステムメンテナンス時間は利用できません。
毎週日曜日 23:56~月曜日 6:00
お客さまには大変ご不便をおかけし、誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上
げます。
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<GMOあおぞらネット銀行 カスタマーセンター>
0120-579-835(携帯電話・IP電話からは、03-6387-3213)
受付時間 平日9:00~16:00(キャッシュカード紛失盗難、不正利用に関しては24時間365日受付)
※03-6387-3213の通話料はお客さまのご負担となります。GMOあおぞらネット銀行株式会社(金融機関コード:0310)
東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス
© GMO Aozora Net Bank, Ltd. All Rights Reserved.
転記終了
怪しいポイント① GMOあおぞらネット銀行を利用していない
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、私はGMOあおぞらネット銀行を利用していません。
利用していない銀行からこうしてメールが送られてきてしまっているんですよね。
これはおかしな話です。
利用していないのですから、メールが送られてくる理由がありません。
百歩譲って営業メールならまだ分かりますが、内容を見てみるとそうした内容でもありませんでした。
銀行を利用していないということは、利用登録をしたことがないということ。
利用登録をしたことがないということは、メールアドレスの登録もしていないのです。
ではなぜ先方はメールアドレスを知っているのか?
これだけでも相当怪しく感じますよね。
そもそも登録していないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
そんな方法で信用第一の銀行がメールアドレスを取得しているとは思えませんね。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② インターネットバンキングの振り込みを一時制限するという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文では、こんな記述がありました。
「かかる状況を踏まえ、お客さまの被害抑制を図るため、インターネットバンキングでのお振り込み手続きの受付時間を以下の通り一時的に制限させていただきます。」
インターネットバンキングでの振り込みを一時的に制限するということが書かれていましたね。
しかし、これは全く関係のない話。
上でも書きましたが、私はGMOあおぞらネット銀行を利用していません。
これは口座がないということはもちろんですが、インターネットバンキングについても使用していないということです。
全く使っていないサービスについて、制限するなんてことはあり得ませんよね。
制限というのは使っているものに対して行われるものです。
怪しいポイントの2点目は、こうしたあり得ない内容ということになりました。GMOGMO
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.利用していない銀行からのメールだった
2.利用していないインターネットバンキングを制限するというあり得ない内容だった
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
公式サイトでの注意喚起
今回はGMOあおぞらネット銀行を名乗るフィッシングメールっぽい内容でしたが、公式サイトでも注意喚起が行われています。
併せてご覧いただくと、良いかもしれませんね。
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