マスターカードを名乗る不審なメールが出回っています
今回はマスターカードを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させて頂きます。
件名は「【マスターカード 】現在カードのご利用が一時停止されました」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それではメール本文です。
転記開始
件名:【マスターカード 】現在カードのご利用が一時停止されました
【マスターカード(リンク) 】利用いただき、ありがとうございます。
このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。つきましては、以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。
お客様にはご迷惑、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。
何卒ご理解いただきたくお願い申しあげます。
ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。
■ご利用確認はこちら(リンク)
ご不便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、
何とぞご理解賜りたくお願い申しあげます。
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■発行者■マスターカード・ジャパン 株式会社(リンク)
東京都渋谷区桜丘町26番1号セルリアンタワー16階
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© 1994-2022 Mastercard.
転記終了
怪しいポイント① 登録していないメールアドレスで受信
ここからはこのメールの怪しいポイントを見ていきたいと思います。
まず第一に、今回受信したメールアドレスは、マスターカードに登録していないメールアドレスです。
登録していないメールアドレスにこうしてメールが送られてくるのはおかしいですよね。
そもそも登録していませんので、どうやってメールアドレスの情報を入手したのか?
そんな話になってきてしまいます。
私が教えたことは一度もないので、本人が承知していない方法でメールアドレスを入手していることになります。
そんな方法でカード会社がメールアドレスを入手するでしょうか?
信用第一のカード会社がこんな方法で入手することはないと思うんですけどね。
まず最初の怪しいポイントはこうした内容となりました。
怪しいポイント② カードの利用を一部制限したという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文に注目してみたいと思います。
メール本文では、こんな記述がありました。
「このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。」
カードが不正利用された形跡があり、カードの利用を一部制限したということ。
実際にこんなことがあれば、こうした形になるのかもしれませんね。
この内容が本当かどうかを確かめるため、カードを実際に使ってみることにしました。
カードを使ってみたところ・・・何の問題もなく使うことができました。
何をどう制限したかも一切説明はなく、普通に使える。
メールに書かれている事実が確認できない、これが怪しいポイントの2点目となりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通の仕様です。
そこで、この仕様を利用し、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLが入っているはずです。
これらのURLを比較してみたところ、全く違っていることが判明。
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りましょう。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.登録していないメールアドレスで受信
2.メールに書かれている事実が確認できない
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違う
以上3点、どれをとっても本物ではあり得ない内容ばかりとなっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
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