三井住友信託銀行を名乗る不審なメールが出回っています
今回は三井住友信託銀行を名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「【三井住友信託銀行】取引目的開示のお願い」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名:【三井住友信託銀行】取引目的開示のお願い
いつも三井住友信託銀行SMTBダイレクトをご利用いただきありがとうございます。
今回、お客様のお取引について確認させて頂きたい事項がありご連絡致しました。
お手数おかけ致しますが、サービスの継続利用をご希望される場合は、以下の情報をご提出ください。リンク
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お客様にはご迷惑、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません
転記終了
怪しいポイント① 三井住友信託銀行を利用していない
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、私は三井住友信託銀行を利用していません。
利用していない銀行からこうしてメールが送られてきているんですよね。
これはこれでおかしな話。
利用していないんですから、メールを送られてくるいわれがありません。
用事がないといいますかね。
営業メールならまだ分かりますが、内容を見てみるとそうした内容ではありません。
明らかに怪しい。
銀行を利用していないということは、利用登録をしたことがないということ。
利用登録をしたことがないということは、メールアドレスの登録もしたことがありません。
ではなぜ先方はメールアドレスを知っているのでしょうか?
そんなことも疑問に思うと共に、怪しく感じるぽインになります。
そもそも教えたことがないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
そんな方法で銀行がメールアドレスを取得するとは思えません。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 送信メールアドレスに「yahoo」の文字列が入っている
怪しいポイントの2点目として、メールの送り主のメールアドレスに注目してみたいと思います。
メールアドレスには「yahoo」という文字列が入っているんですよね。
今回のメールの送る主は三井住友信託銀行のはずです。
それなのに、なぜ他社であるYahooの文字列がメールアドレスに入っているのか?
グループ会社?なんてことはなく、三井住友信託銀行とYahooとの間に資本関係などはないようです。
これは全くの別会社であることを意味しており、そんな全く関係のない会社の名前をメールアドレスに入れているということになるんですよね。
そして三井住友信託銀行の名前は一切入っていない(笑)
自分の会社の名前を入れずに、他社の名前を入れているというのはあり得ないですよね。
零細企業なら時折こうしたことがあり得ますが、三井住友信託銀行ほどの大手銀行では考えづらい。
フリーメールアドレスよりも、自社でアドレスを管理しているでしょうかね。
怪しいポイントの2点目は、メールアドレスに他社の名前が入っているということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.利用していない銀行からのメールだった
2.メールアドレスに他社の名前が入っていた
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違っていた
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
公式サイトでの注意喚起
三井住友信託銀行の公式サイトでも注意喚起が行われています。
併せてご覧いただければと思いますm(_ _)m
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