ETCパーソナルカードWebサービスを名乗る「長期間使用されていないため、客様のETC会員初期化されています」にご注意を

etcパーソナルWebサービスメール 注意喚起

ETCパーソナルカードWebサービスを名乗る不審なメールが出回っています

今回はETCパーソナルカードWebサービスを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。

件名は「長期間使用されていないため、客様のETC会員初期化されています」となっていました。

どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>

 

メール本文

それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。

転記開始

件名:長期間使用されていないため、客様のETC会員初期化されています

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ETCサービスをご利用のお客様へ:

インフォメーションMAIL

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平素よりETCのサービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。

長期間使用されていないため、客様のETC会員初期化されています。下记URLよりETC会員個人情報の再设定が可能です。再設定方法

▶ここをクリックして検証(リンク)

―――――――――――

配信元:ETC利用照会サービス事務局

携帯電話、PHS、IP電話などでのご利用は
045-477-3793

受付:9:00〜18:00
※おかけ間違えのないようご注意ください。

East NipponExpressway Company Limited,Metropolitan Expressway Company Limited

※メール配信解除はこちらよりお手続き下さい。
リンク

転記終了



怪しいポイント① 登録していないメールアドレスで受信

ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。

まず第一に、今回受信したメールアドレスはETC関連サービスに登録していないメールアドレスです。

登録していないメールアドレスにこうしてメールが送られてくるのはおかしいですよね。

しかもさらに怪しいことに、登録しているメールアドレス宛には本物のETCサービスからメールが送られてきています。

さて、どちらが本物でしょうか?

すぐ分かりますよね(笑)

登録しているメールアドレスに送ってきている方が、本物のETCサービスでしょう。

そもそも、登録していないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。

公共性もありそうなETCサービスが、こうした方法でメールアドレスを取得するのは考えづらいと思いますけどね。

まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。

 

怪しいポイント② おかしな日本語

怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。

メール本文ではこんな記述がありました。

「長期間使用されていないため、客様のETC会員初期化されています。」

中々日本語がおかしなことになっていますね。

まず「客様」というところ。

ビジネスシーンでお客の事をお客様と表現することはありますが、「客様」と表現することはまずありません。

ここだけであればタイプミスとかって可能性もあるのですが、それ以外の所でも「客様」という表現がされています。

日本において、こうした表現方法はまず使いませんよね。

使うのであれば「お客様」であります。

また、それに続く表現として「ETC会員初期化されています。」というものがありました。

会員初期化というのはちょっと違和感を感じる表現。

会員情報が初期化というのが正しい所ではないでしょうかね。

こうしたビジネスメールであれば、こうした表現は確実にしておきたいところ。

とてもちゃんとした日本人がビジネスシーンで書いたメールとは思えません。

怪しいポイントの2点目は、こうしたおかしな日本語ということになりました。

 

怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う

怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。

サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。

どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。

これはインターネットのルールであり、全世界共通です。

そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。

公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。

2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!

これはもう決定的なポイントになりました。

 

怪しいポイントまとめ

それではまとめに入りたいと思います。

今回の怪しいポイントは3つありました。

1.登録していないメールアドレスで受信

2.メール本文のおかしな日本語

3.リンク先URLが公式サイトのURLと違う

以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。

 

リンクはクリック(タップ)しない!!

この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。

故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。

身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!

これを徹底したいものです。

 

公式サイトでの注意喚起

ETC公式サイトでも不審なメールの注意喚起が行われています。

併せてご覧いただけるとよろしいかと思いますm(_ _)m



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