三井住友信託銀行を名乗る不審なメールが出回っています
今回は三井住友信託銀行を名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「【自動メール配信】三井住友信託銀行で不正ログインを検知」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名:【自動メール配信】三井住友信託銀行で不正ログインを検知
いつも三井住友信託銀行をご利用いただきありがとうございます。
別の国からの誰かによるあなたのアカウントへのログインの試みが検出されたため、あなたのアカウントはセキュリティ ポリシーによってブロックされました。
・ログイン日時: 2023/08/02
・IPアドレス: 68.92.42.180 Mozilla/5.0 (Linux; Android 11; 2201117TL) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/109.0.0.0 Mobile Safari/537.36
アカウントへの金銭的損失を防ぐため、下記URLから専用サイトにアクセスいただきご本人確認してください
▶️本人確認(リンク)
————————————————————————
本メールがご自身宛でない場合、他の方が誤って同じメールアドレスを登録したものと考えられます。
配信停止のお手続きをさせていただきますので、メール本文を削除せず、件名を「宛先の間違い」と修正のうえ、ご返信をお願いいたします。
————————————————————————三井住友信託銀行株式会社
金融機関コード : 0294
登録金融機関 関東財務局長(登金)第649号
加入協会: 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会
Copyright (c) Sumitomo Mitsui Trust Bank, Limited. All rights reserved.
転記終了
怪しいポイント① 三井住友信託銀行を利用していない
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、私は三井住友信託銀行を利用していません。
利用していない銀行からこうしてメールが送られてきているんですよね。
これはおかしな話。
利用していないのですから、メールが送られてくるいわれがありません。
営業メールならまだ分かりますが、内容を見てみるとそうした内容ではありませんでした。
銀行を利用していないということは、利用登録をしていないということ。
利用登録をしていないということは、メールアドレスの登録もしていないんですよね。
ではなぜ先方はメールアドレスを取得しているのか?
そんな疑問も出てくるとともに、怪しく感じるポイントになりました。
そもそも登録していないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
信用第一の銀行がこうした方法でメールアドレスを取得しているとは思えません。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 存在しないアカウントにログインされたという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文ではこんな記述がありました。
「別の国からの誰かによるあなたのアカウントへのログインの試みが検出されたため、あなたのアカウントはセキュリティ ポリシーによってブロックされました。」
誰かが別の国からアカウントにログインした。
そんなことが書かれていますね。
なんで本人じゃないと言い切れるんでしょうか。
本人が別の国に行っていたというパターンも可能性は0%じゃないと思うのですが。
そんな疑問もありつつ、アカウントへログインが試みられたということです。
しかし、これはあり得ない話。
上でも書きましたが、私は三井住友信託銀行を利用していません。
これはアカウントを作ったことがないということであり、物理的にアカウントが存在していないのです。
その存在しないアカウントに誰かがログインしようとしていたといっているんですよね。
存在しないのに何言ってんの?って話です。
存在しないものにログインしようとするという行為自体があり得ません。
怪しいポイントの2点目は、こうしたあり得ない内容ということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りましょう。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.利用していない銀行からのメールだった
2.存在しないアカウントに誰かがログインしようとしたというあり得ない内容だった
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていました。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
公式サイトでの注意喚起
三井住友信託銀行の公式サイトでも注意喚起が行われています。
併せてご覧いただければと思いますm(_ _)m
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