郵貯銀行を名乗る不審なメールが出回っています
今回は郵貯銀行を名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「【重要】JP BANK カード からの緊急の連絡 [メールコード JA45379]」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それではメール本文を見ていきましょう。
転記開始
件名:【重要】JP BANK カード からの緊急の連絡 [メールコード JA45379]
【ゆうちょ銀行(リンク)】利用いただき、ありがとうございます。
このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。つきましては、以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。
お客様にはご迷惑、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。
何卒ご理解いただきたくお願い申しあげます。
ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。■ご利用確認はこちら(リンク)
ご不便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、
何とぞご理解賜りたくお願い申しあげます。
───────────────────────────────■発行者■
株式会社ゆうちょ銀行(リンク)
東京都千代田区丸の内二丁目7番2号
──────────────────────────────────Copyright (C) JAPAN POST BANK Card Co., Ltd.
発行元:株式会社ゆうちょ銀行
転記終了
怪しいポイント① 郵貯銀行を利用していない
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、私は郵貯銀行を利用していません。
利用していない銀行からこうしてメールが送られてくるのはおかしいですよね~。
利用していないのに、何の用事があるのか・・・。
これが営業メールであればまだ分かりますが、内容を見てみると営業メールでもありません。
これは怪しい・・・。
利用していないということは、利用登録をしたことがないということ。
利用登録をしたことがないということは、メールアドレスの登録もしたことがないんですよね。
ではなぜ、先方はメールアドレスを知っているのか?
そんな問題も出てきます。
そもそもメールアドレスを教えたことがありませんので、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
郵貯銀行ほどの大きな銀行がこうした方法でメールアドレスを取得するとは思えませんけどね。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 存在しないカードの利用を一部制限するという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文ではこんな記述がありました。
「このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。」
カードが不正利用された可能性があり、それを理由にカードの利用を一部制限したという内容になっていました。
一見まともに見えるメールですが・・・まともではありません。
上でも書きましたが、私は郵貯銀行のサービスを利用していません。
これはカードが発行されていないということを指しています。
カードが物理的に存在していないんですよね。
そんな物理的に存在していないカードが利用され、存在しないカードの利用を一部制限すると言っているんです。
これはちょっとあり得ないですよね~。
存在していないものを使ったり、利用制限したりするのはあり得ません。
怪しいポイントの2点目は、こうしたあり得ない内容ということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.利用していないカード会社からのメールだった
2.存在していないカードの利用を一部制限するというあり得ない内容だった
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
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