楽天市場を名乗る不審なメールが出回っています
今回は楽天を名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「【Amazon】商品出荷前に確認」となっていました。
もうこの時点でこれは偽物と言えそうですが、どんな内容だったのかご覧ください。
メール本文
それではメール本文です。
転記開始
件名:【Amazon】商品出荷前に確認
昨今クレジットカード不正利用による注文が多い為、出荷前に情報確認の連絡をさせて頂いていますは以下からご確認いただけます。
[注文番号] 552731-20210519-155
[店舗受付日時] 2021/05/19
[お支払い方法] クレジットカード決済ご確認はこちらから:リンク
Amazon.co.jpのまたのご利用をお待ちしております。
© 1996-2021, Amazon.com, Inc. or its affiliates
転記終了
怪しいポイント① 楽天市場を名乗ってAmazonのことを書いている
ここからは、このメールの怪しいポイントを見ていきたいと思います。
まず、見てすぐ思ったのは「楽天市場を名乗ってAmazonの話を書いている」ということ。
楽天市場とAmazonは全く別物の会社です。
それだけでなく、商売敵といってもいいくらい。
ともにインターネットショッピング業界でしのぎを削っていますからね。
そんな両社が・・・一緒になってやっているということは聞いたこともありません。
楽天は楽天、AmazonはAmazon。
それぞれ独立してやっていますので、今回のような内容はもう件名と送り主を見ただけで「無茶苦茶なことやってる」という印象です。
怪しいポイント② 出荷前のご連絡というが何も頼んでいない
怪しいポイントの2つ目として、本文に注目してみたいと思います。
今回の要件は「出荷前のご連絡」ということになっています。
しかしね・・・私最近頼んでないんですよね、楽天にもAmazonにも。
そもそも楽天なの?Amazonなの?って話もありまして。
本物のAmazonからは、ちゃんとしたメールアドレスにメール来てますしね。
頼んでないものに対して、出荷前の連絡をされましてもね。
何の話ですか?ってところです。
怪しいポイント③ 登録していないメールアドレスで受信
今回受信したメールアドレスは、Amazonにも楽天にも登録していないメールアドレスです。
そんなアドレスで受信すること自体、おかしなこと。
本物だったとしたら、どこでこのメールアドレスを入手したのか、確認したいところです。
個人情報を抜きったとかって話に発展してしまいますからね。
これも偽物ではないか?と疑うに十分な理由となります。
怪しいポイント④ リンク先URLが本物と違う
4つ目のポイントとして、メール内に記載されているリンク先のURLに注目してみたいと思います。
URLというのは世界に二つとして同じものがなく、いくら本物を装ったとしても、URLまでコピーすることはできません。
故に、ここを本物と比較することで、これが本物かどうかがわかってしまいます。
今回のメールのURLと、本物のURLを比較してみたところ、本物のURLとは違うことがわかりました。
これはもう決定的ですね。
それにしても今回のメールは・・・ひどすぎる(笑)
怪しいポイントまとめ
それでは、まとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは4つありました。
1.楽天市場を名乗っているのに内容はAmazonのことを書いている
2.最近何も注文していないのに、内容が出荷前の連絡になっている
3.登録していないメールアドレスで受信している
4.リンク先URLが本物と明らかに違う
今回はもう1の時点で偽物と断言してしまってもよかったんですけどね。
普通に考えて、あり得ません。
リンクはクリック(タップ)しない!
この手のメールは、メール内に記載しているリンク先に誘導し、そこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができます。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!
これを徹底したいものですね。
公式サイトでの注意喚起
Amazon公式サイトでもフィッシングメールの注意喚起が行われています。
併せてご覧いただくと良いかもしれませんm(_ _)m
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