金融庁を名乗る「【金融庁緊急連絡】重要なお知らせ」というメールにご注意を

金融庁メール 注意喚起

金融庁を名乗る不審なメールが出回っています

今回は金融庁を名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。

件名は「【金融庁緊急連絡】重要なお知らせ」となっていました。

どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>

 

メール本文

それでは早速メール本文を見ていきましょう。

転記開始

件名:【金融庁緊急連絡】重要なお知らせ

金融庁と警察庁の安全改革法令によって、2022年10月1日より、カードを所持する日本人は「マネー?ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン」に基づく審査と認証の実施に協力しなければなりません。

▼ご本人確認(リンク)

金融庁から審査に関するメールが届いた場合、1日以内に個人アカウントの審査と認証を完成しなければなりません。完成できない場合、金融庁の法令審査法に基づきお持ちのカードを全て凍結できます。この場合、審査と認証を完了させるまで、お持ちのカードは全て使えなくなります。ご迷惑をおかけしてしまい誠に申し訳ございませんが、ご理解?ご協力のほどよろしくお願いいたします!

情報セキュリティ審査認証を防止するため、メール内で指定された確認コードログインしてください。そうでなければログインできません。確認コードは:5578です。ブラウザ内に記入してください。自分の確認コードをよく保存してください。流出してはならない。

〒100-8967 東京都千代田区霞が関3-2-1 中央合同庁舎第7号館

電話番号:03-3506-6000

転記終了



怪しいポイント① 金融庁がなぜかメールアドレスを知っている

ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。

まず第一に、金融庁がなぜかメールアドレスを知っているという点が挙げられます。

金融庁を今まで私が利用したことはありません。

これはメールアドレスを登録したことがないということにもなりまして。

そんな登録していないメールアドレスを知っているのです。

中々これだけとっても気持ち悪い話、そして怪しい話。

本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになりますからね。

金融庁のような国の機関が、本人の承諾も得ずにメールアドレスを取得することなんてあるんでしょうか?

あったとしたら大炎上してしまいそうですね。

最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。

 

怪しいポイント② 書かれている事実が確認できないメール

怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。

メール本文ではこんな記述がありました。

「金融庁から審査に関するメールが届いた場合、1日以内に個人アカウントの審査と認証を完成しなければなりません。完成できない場合、金融庁の法令審査法に基づきお持ちのカードを全て凍結できます。この場合、審査と認証を完了させるまで、お持ちのカードは全て使えなくなります。ご迷惑をおかけしてしまい誠に申し訳ございませんが、ご理解?ご協力のほどよろしくお願いいたします!」

個人アカウントの審査と承認を一日以内にやらないとカードがすべて凍結され使えなくなる。

そんなことを言っています。

それならということで、できるものならやってみろ!ということでこのメールをスルーしてみました。

このメールが本当であれば、スルーするとすべてのカードが使えなくなるはずですからね。

それから数日経過したとことで、実際にカードを使ってみました。

すると問題なくカードは使えます。

怪しいポイントの2点目は、メールに書かれていることが実際には実行されないということになりました。



怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う

怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。

サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。

どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。

これはインターネットのルールであり、全世界共通です。

そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。

公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。

2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!

これはもう決定的なポイントになりました。

 

怪しいポイントまとめ

それではまとめに入りたいと思います。

今回の怪しいポイントは3つありました。

1.金融庁にメールアドレスを教えていないのに送られてきたメール

2.カードを凍結すると言っているが、実際には凍結されない

3.リンク先URLが公式サイトのURLと違う

どれをとっても怪しさ満点の内容となっていましたね。

 

リンクはクリック(タップ)しない!!

この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。

故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。

身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!

これを徹底したいものです。



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