トヨタファイナンス株式会社を名乗る不審なメールが出回っています
今回はトヨタファイナンス株式会社を名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「【TS3 TS CUBICCARD】重要:必ずお読みください」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名:【TS3 TS CUBICCARD】重要:必ずお読みください
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★。.:*:TS CUBIC CARD会員個人情報変更。★。.:*:
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TS CUBIC CARD会員樣
このたびは、TS CUBIC CARDEメールサービスをご利用いただきありがとうございます。
当社はセキュリティシステムの大幅なアップグレードを実施しているため、個人情報の
再認証が完了するまで、TS CUBIC CARDメンバーのサービスはすべて停止されます。
本日から、TS CUBIC CARDメンバーのユーザーが通常使用したい場合は、24時間以内に
以下の個人情報改善認証を行う必要があります承認後にのみ使用できます
ログイン認証:リンク
このサービスは、TS CUBIC CARDメノバー専用の通知サービスです。このメールの内容
にご注意いただき、不必要な紛失を避けてください。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■本メールは送信専用のため、こちらのメールアドレスにご返信いただいても
対応はいたしかねますのでご了承ください。
なお、本メールについてお心当たりがない場合には、
お手数ですが、下記お問い合わせ先までお電話にて連絡をお願いいたします。
================================================================
■発行:TS CUBIC CARD「ティーエスキュービックカード」
リンク
トヨタファイナンス株式会社
〒451-6014 愛知県名古屋市西区牛島町6番1号
■本メールについてのお問い合わせ:
- TOYOTA, DAIHATSU, ジェームス, トヨタレンタカー FDCの
TS CUBIC CARD, TS CUBIC VIEW CARDをお持ちの方はこちら
インフォメーションデスク
[ 東京 ] 03-5617-2511
[名古屋] 052-239-2511
(9:00~17:30 年中無休 年末年始除く)
- 上記以外のカード会員さまは、お手持ちのカード券面裏に記載の
カードに関するお問い合わせ電話番号におかけください
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
転記終了
怪しいポイント① トヨタファイナンスのサービスを利用していない
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、私はトヨタファイナンスのサービスを利用していません。
利用していない会社からこうしてメールが送られてくるのはおかしいですよね。
利用していないというのは、利用登録をしたことがないということを意味しています。
利用登録をしたことがないということは、メールアドレスを登録したことがないということ。
ではなぜ先方はメールアドレスを知っているのでしょうか?
そんなことも気持ち悪く感じると共に、怪しく感じるポイントになります。
そもそもメールアドレスを登録したことがないので、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
天下のトヨタ系の会社がこんな方法でメールアドレスを収集しているとは思えませんよねぇ。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 利用していないサービスが利用停止になるという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見てみたいと思います。
メール本文ではこんな記述がありました。
「当社はセキュリティシステムの大幅なアップグレードを実施しているため、個人情報の
再認証が完了するまで、TS CUBIC CARDメンバーのサービスはすべて停止されます。」
システムアップグレードにより、個人情報が再認証するまでサービスがすべて停止するということです。
がしかし、これはおかしいんですよね~。
そもそもサービスを利用していませんので、再認証する個人情報を登録していません。
登録していないものを再認証することは物理的に不可能でしょう。
また、サービスを停止するといわれています。
しかし、サービスを利用していないので、すでに停止していると同じ状況です。
あやふやなことばかり書いている、そんな内容となっていましたね。
怪しいポイントの2点目は、こうしたあり得ない内容ということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみた結果、これらは全く違っておりました。
これはもう決定的なポイントになりましたね。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.利用していない会社からのメールだった
2.物理的にあり得ない内容のメールだった
3.リンク先URLが公式サイトのURLと全然違った
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
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