えきねっとサポートセンターを名乗る不審なメールが出回っています
今回はえきねっとサポートセンターを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させて頂きます。
件名は「【重要】えきねっとの緊急連絡、情報を更新してください。メール番号:M3039」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それではメール本文です。
転記開始
件名:【重要】えきねっとの緊急連絡、情報を更新してください。メール番号:M3039
メールアドレス様
最近の第三者による不正利用の急増に伴い、当社では「不正利用監視システム」を導入し、24時間365日体制でアカウントの使用を監視しています。この度、ご本人が使用しているか確認したい取引がありましたので、勝手ながら一部アカウントの使用を制限させていただきますのでご連絡させていただきます。
また、以下のアクセスとアカウントの使用確認にご協力ください。ご回答を得られない場合は、アカウントの使用制限が継続されることもございますので、予めご了承ください。
アカウントのご利用確認のお知らせについてはこちら(リンク)
お問い合わせ先 えきねっとサポートセンター TEL 050-2016-5000 受付時間 8時00分~22時00分 サイト運営・管理 JR東日本ネットステーション
このメールは「えきねっと」より自動配信されています。 メール番号:M6188返信いただきましても対応致しかねますので、あらかじめご了承ください。
@ Copyright © JR East Net Station Co.,Ltd. All Rights Reserved, Inc(リンク)
転記終了
怪しいポイント① えきねっとを利用していない
ここからはこのメールの怪しいポイントを見ていきたいと思います。
まず第一に、私はえきねっとのサービスを利用していません。
利用していないサービスについて、こうしてメールが送られてくるのはおかしいですよね。
利用していないというのは、利用登録をしたことがないということを意味しています。
そしてそれは、メールアドレスを登録していないこともさしておりまして。
ということは、なぜ先方はメールアドレスを知っているのか?ということにつながります。
登録していないメールアドレスを知っている・・・怪しいですね、これは。
気持ち悪さもあります。
私がえきねっとにメールアドレスを教えたことは一度もないので、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになりますね。
これが最初の怪しいポイントになりました。
怪しいポイント② 存在しないアカウントの利用を制限するという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文に注目してみたいと思います。
メール本文を見てみると、こんな記述がありました。
「この度、ご本人が使用しているか確認したい取引がありましたので、勝手ながら一部アカウントの使用を制限させていただきますのでご連絡させていただきます。」
どうやらアカウントに不正ログインされた形跡があったようで、アカウントの使用を制限したということのようです。
これが本当であれば・・・本物の話っぽいですよね。
がしかし、上でも書きましたが、私はえきねっとのサービスを利用していません。
ということは、アカウントが存在していないということなんです。
アカウントはサービスに登録しないと作れませんからね。
登録もしたことがない私には、当然アカウントがありません。
その存在しないアカウントに不正ログインされ、存在しないアカウントが利用できないと言っているんです。
物理的にそんなことはあり得ません。
存在しないものにログインできなければ、利用禁止にすることもできないですからね。
怪しいポイントの2点目は、こうした内容となりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットの仕様であり、全世界共通のルールです。
この法則を利用し、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているはずですからね。
それぞれのURLを比較してみた結果、これらのURLが全く違っていることを確認。
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは全部で3つありました。
1.利用していないサービスからのメールだった
2.存在しないアカウントの利用を停止するというあり得ない内容だった
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになりました。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
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