【暮らしの豆知識】プロレスで時折使われている「ベビーフェイス」ってどんな意味?

プロレス 暮らしの豆知識

プロレス

世の中には様々な格闘技がありますが、その一つとなっているのがプロレス。

プロレス

昭和の時代から楽しまれているそれなりの歴史を持った格闘技。

最近では総合格闘技などに押されてきているイメージがありますが、それでも現在まで脈々と続いているものでもあります。

昔は様々な団体があり、メジャー団体といわれる団体もしのぎを削っていましたが・・・。

現在は新日本プロレス1強といわれる勢力図となっていますね。

私もそんなプロレスにはまった時期があり、よく見ていました。

今となっては懐かしい話でもありますけど・・・。

 

「ベビーフェイス」

そんなプロレス業界でありますが、ほかの業界でもあるようにプロレス業界でも様々な独特な表現があったりします。

普段生活をしている中ではそうそう耳にすることがないような言葉。

それが使われていたりもするんですよね~。

なので、最初に見聞きしたときには「なんだ?」と思うようなことも。

そのような用語の一つに「ベビーフェイス」というものがあります。

「この選手はベビーフェイス」といったように、選手の属性を表すような表現。

一見こうした使い方は意味が分からなかったりしますが、このベビーフェイスとはどんな意味なのでしょうか?



「ベビーフェイス」ってどんな意味?

そこで本題へ。

プロレス業界で使われている「ベビーフェイス」はどのような意味なのでしょうか?

ベビーフェイスとは「善玉」という意味。

漫画で例えると分かりやすいですが、ヒーローものの漫画は大抵正義の味方と悪の枢軸といった描かれ方をしています。

その正義の味方にあたる配役が、プロレス界でいうベビーフェイスになるのです。

ただ単に試合をしているように見えるプロレス。

しかし、そこにはストーリーがあったりして、悪役のレスラーも居れば善玉役のレスラーもおりまして。

サイドストーリー的に楽しむときの大事な配役といった感じのベビーフェイスです。

 

善玉と悪玉

特に時代を遡ると顕著になっていきますが、プロレスには善玉と悪玉という概念があります。

悪玉は悪いことをする(反則攻撃などを厭わない)、善玉は正々堂々とルールを守りながら戦う。

そんな違いがあります。

こうした善玉と悪玉に分けることで、選手の特性にもなりまして。

当然性格が全く違ってくることから、ファンの質も変わってきます。

善玉を応援する人もいれば、悪玉を応援する人も。

応援する人も選手たちも、十人十色で様々な思惑の中戦っているのです。

こうしたところも、プロレスの楽しみ方の一つとなっているんですね。

毎回勧善懲悪という結果にはならず、悪玉が試合に勝つこともよくあります。



ビーフェイスの反対は「ヒール」

ベビーフェイスは善玉のことを言う。

そんなことが分かりましたが、じゃあ反対に悪玉のことを何というか?

それは「ヒール」と表現します。

ベビーフェイスはそんなに聞いたことがないけど、ヒールってのは聞いたことがあるという方は多いかもしれませんね。

ヒールは悪役のことであり、悪役として試合を盛り上げます。

ヒールで有名なプロレスラーというのも結構いますので、そうしたところもヒールの認知度が上がっていることの一つの要因になっているのかも。

 

ベビーフェイスかヒールかは自分自身で決められるとは限らない

ベビーフェイスとヒール。

全く特性が違う2つのレスラー像ですが、ベビーフェイスになるのかヒールになるのかを選手が選択できるとは限らないようです。

もちろん自分の希望通りになったという選手もいると思いますが、自分の意志とは関係なく会社の方針で決められてしまったというケースも。

ベビーフェイスになりたかったのにヒールにさせられてしまった・・・というのがよく聞くケース。

このケースに当てはまるのがダンプ松本氏、ブル中野氏、北斗晶氏といった面々。

元々はベビーフェイスのレスラーに憧れてプロレスラーを志したものの、会社からヒールになれといわれてヒール転向したレスラーたちです。



ベビーフェイスとして名を知られるレスラー

ベビーフェイス(と判断される)にはどんな選手がいるのか?

そんなこともちょっとご紹介しておきたいと思います。

武藤啓司・・・プロレスリングマスターといわれるプロレスの天才。ヒール面を持つ「グレートムタ」という側面もあったり(笑)闘魂三銃士の一人。

三沢光晴・・・元二代目タイガーマスク。全日本プロレスの元エースにしてNOAHの盟主。四天王プロレスの一人にしてリーダー的存在。

永田裕志・・・ブルージャスティス。青義軍(せいぎぐん)といういかにもなユニットを結成。

棚橋弘至・・・「100年に一人の逸材」がキャッチフレーズ。最近新日本プロレスの社長に就任したことでも騒がれた。

 

ヒールとして名を知られるレスラー

ヒールにも有名なレスラーがいます。

蝶野正洋・・・黒の総帥。全身黒のコスチュームにサングラスといういで立ちがいかにもといった感じ。闘魂三銃士の一人。

真壁刀義・・・スイーツ真壁というかわいらしいニックネームを持つも、立派なヒールレスラー。

タイガー・ジェット・シン・・・インドの狂える虎。サーベルをもって入場するシーンはそれだけでヒールを連想させる。リアルでは超絶良い人という伝説がある。

ジャイアント馬場・・・アメリカ修業時代にヒールレスラーとして活躍。

ブル中野・・・女帝。奇抜なメイクでも知られ獄門党を結成しそのトップに君臨。アジャコングらと共にヒール軍団を盛り上げた。

北斗晶・・・「デンジャラスクイーン」といわれたことからもわかるヒールレスラー。現在は鬼嫁の方がしっくりくるという方が多いかも。

まだまだたくさんいらっしゃいますが、今回はこの辺で。



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