ゴーストライター
世の中にはいろんな言い方や言い回しがありますが、中には一見ちょっとよくわからないような言い回しや言い方があります。
今回はそんなお話を一つ。
音楽や出版物の話になると時折聞かれる言葉「ゴーストライター」。
時折ニュースになったりもしますよね。
ゴーストライターの存在が明らかになりました・・・的な。
あんまりいい意味で使われない言葉でもありますが、このゴーストライターとはどんなライターのことなのでしょうか?
ゴーストライターの意味
ゴーストライターは、発表されている執筆者や作曲者ではなく、違う人が執筆や作曲をしているケースを言います。
例えば、この本は山田太郎という人が書きましたと公表されているにもかかわらず、実際には佐藤一郎という人が書いているといったケース。
この場合佐藤一郎という人がゴーストライターということになります。
音楽でも同じことが言えまして、山田太郎作曲となっているのに、実際には佐藤一郎が作曲しているというパターンですね。
作詞も同様。
自分で作曲しておいて、違う人が作曲したということで発表する。
なんだか変な感じですよね(-_-;)
ゴーストライターは印象が良くない
上記のようなことがゴーストライターということになるわけですが、こうした意味合いもあり世間一般的にはゴーストライターの印象はよくないようです。
ゴーストライターを利用している人には「自分の作ったものではないのに自分で作ったと発表している」ということになりますし、ゴーストライター本人には「それを知っていて加担している」と思われてしまう。
何やら嘘をつかれた、欺かれた。
そんなイメージを受けるので、印象的にはよくないのでしょうね。
実際にそれが原因となり、社会的問題として取り上げられたケースもあります。
実際に大きく取り上げられたこともあった
最近で最も騒がれたゴーストライターは、某作曲家の方でしょうか。
とある交響曲を作曲していたゴーストライターさんですが、世間には聴覚障害を持つ作曲家として他の方の名義で発表。
その曲が売れたのはいいのですが、ゴーストライター疑惑が浮上。
そして結果的にゴーストライターの存在を認めることとなり、世間からバッシングを浴びました。
そして聴覚障害を持つということでしたが、それも嘘なのではないか?という疑惑まで。
この件は本人がゴーストライターがいることを認めたこともあり、炎上した案件ともいえますね。
ファンにとっては許しがたい行為か
こうしたゴーストライターの存在は、ファンにとっては許しがたい行為かもしれませんね。
その作家さんのファンであるから、楽しみにして購入したのに・・・。
実際はその作家さんが書いていなかったとなれば、ファンからすれば「ふざけんな!」って話で。
その作品がいかに素晴らしい作品であったとしても、それとはまったく別の問題。
ファン心理としては理解できるところでもあります。
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