Amazon.co.jpを名乗る不審なメールが出回っています
今回はAmazon.co.jpを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「Amazon.co.jp 1 件のご注文 (#516-0556413-2324376) の発送が一時停止されています。」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名:Amazon.co.jp 1 件のご注文 (#516-0556413-2324376) の発送が一時停止されています。
注文の確認
注文番号: 516-0556413-2324376Amazonのお客様各位
誰かがあなたの Amazon アカウントを使用して別のモバイルデバイスからこの注文を購入しようとしました。 Amazon アカウント セキュリティ ポリシーに従って、お客様の Amazon アカウントを凍結しました。
◆ アカウントが侵害された可能性があります。 この注文を購入したことがない場合は、下のリンクをクリックしてこの注文をキャンセルし、24 時間以内に Amazon アカウントを復元してください。
配送スケジュール:
07/28 金曜日【この注文をキャンセルする(リンク)】
合計注文数:
31,610円支払方法
クレジットカード:31,610円Amazon.co.jpでのご注文について詳しくはご注文ヘルプページをご覧ください。
ダッシュ ボタン/ダッシュ補充サービスを通じて行われた注文の場合、ダッシュ ボタン/サービス対応デバイスで対象製品を設定するとき、およびダッシュ ボタン/ダッシュ補充サービスを注文するときに利用規約 (製品、価格、税、在庫状況、配送、販売者など) を提示します。状況が変わる可能性があります。 上記の「注文の詳細」をよくご確認ください。 ご注文後、一定期間内であればご注文の変更・キャンセルが可能です。 発送後の返品も可能です。 詳細については、Amazon Dash 利用規約、注文履歴、Amazon.co.jp の返品ポリシーをご覧ください。
さらに質問がある場合は、ヘルプページをご覧ください。
またお会いできるのを楽しみにしています。
アマゾンジャパン
転記終了
怪しいポイント① Amazonに登録していないメールアドレスで受信
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、今回受信したメールアドレスはAmazonに登録していないメールアドレスです。
登録していないメールアドレスにこうしてメールが送られてくるのはおかしな話ですよね。
本当のAmazonであれば、登録しているメールアドレス宛に送ってきてしかるべき。
現に本物のAmazonからは登録しているメールアドレスあてにメールが送られてきていますからね。
用事があれば当然そちらに送ってくるべきでありまして。
こうして登録していないメールアドレスに送られてくること自体がおかしな話です。
そもそも登録していないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
Amazonほどの大企業がそんな方法でメールアドレスを取得しているとは思えません。
今時そんなことをすれば炎上案件なのは誰が見ても明らか。
最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② アカウントを凍結したという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文では、こんな記述がありました。
「Amazon アカウント セキュリティ ポリシーに従って、お客様の Amazon アカウントを凍結しました。」
Amazonのアカウントが凍結されたということのようですね~。
では実際そんなことが起きているかどうかを確認してみましょう。
Amazon公式サイトにログインをしてみます。
凍結されているのであれば、ログインすることもできない状況になっているはずですね。
しかし、実際にログインしてみると普通にログインすることができました。
おかしいですね~、アカウントが凍結されていません。
怪しいポイントの2点目は、メールに書かれていることが起きていないということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.登録していないメールアドレスで受信した
2.アカウントが凍結されたと言っているが実際には凍結されていない
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
公式サイトでの注意喚起
Amazon公式サイトでもフィッシングメールの注意喚起が行われています。
併せてご覧いただくと良いかもしれませんm(_ _)m
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