三菱UFJ銀行を名乗る不審なメールが出回っています
今回は三菱UFJ銀行を名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「【重要】毎月の公共料金、いくら払っているか把握してますか?」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名:【重要】毎月の公共料金、いくら払っているか把握してますか?
三菱UFJダイレクトをご利用のみなさまへ
2023年7月28日
―――――――――――――――――――――――――毎月支払っている、電気・ガス・水道といった固定費。
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■本メールは、『三菱UFJダイレクト』にEメールアドレスをご登録いただいているお客さまにご案内しております。
(2023年7月28日現在)
※本メールは、セキュリティ強化のため、電子署名をつけてお送りしています。(PCメールのみ)
電子署名についてくわしくはこちら↓
リンク── MUFG Bank,Ltd. ─リンク ──
■編集・発行:株式会社三菱UFJ銀行
[登録金融機関]関東財務局長(登金)第5号
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一般社団法人 金融先物取引業協会
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――Copyright(C) MUFG Bank,Ltd.All rights reserved.――
転記終了
怪しいポイント① 三菱UFJ銀行を利用していない
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、私は三菱UFJ銀行を利用していません。
利用していない銀行からこうしてメールが送られてきているんですよね。
これはおかしな話。
利用していないので、メールが送られ来る理由がありません。
営業メールならまだ分かるんですけどね、内容を見てみるとそうした内容でもありませんでした。
銀行を利用していないということは、利用登録をしたことがないということ。
利用登録をしたことがないということは、メールアドレスの登録もしたことがありません。
ではなぜ先方はメールアドレスを知っているのか?
そんな問題も出てきてしまい、怪しく感じるポイントになります。
そもそも教えたことがないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
信用第一の銀行がこうした方法でメールアドレスを取得しているとは思えません。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 登録している方のみに送信しているという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文ではこんな記述がありました。
「■本メールは、『三菱UFJダイレクト』にEメールアドレスをご登録いただいているお客さまにご案内しております。」
何やら今回のメールが三菱UFJダイレクトにメールアドレスを登録している人のみに送っているということになっています。
しかし、これはおかしな話です。
上でも書きましたが、私は三菱UFJ銀行を利用していません。
これは三菱UFJダイレクトも利用していないということであり、当然メールアドレスの登録も行っていません。
見事に登録していない人間に送られてきているということになってしまうのです。
言っていることとやっていることが全く異なっている。
これもまた怪しいポイント。
怪しいポイントの2点目は、言っていることとやっていることが違うということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.利用していない銀行からのメールだった
2.登録している人に送信しているというが、私は登録していない
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
公式サイトでの注意喚起
三菱UFJ銀行公式サイトでも、偽メールについての注意喚起が行われています。
併せてご覧いただくとよろしいかもしれません<m(__)m>
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