日本放送協会(NHK)を名乗る不審なメールが出回っています
今回は日本放送協会(NHK)を名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「【ご注意】TVアプリを視聴するにはNHKプラスにアップグレードする必要があります #80517」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名:【ご注意】TVアプリを視聴するにはNHKプラスにアップグレードする必要があります #80517
メールアドレス様
NHKのサービスをご利用いただきありがとうございます。
NHKがNHKプラスにアップグレードされました。
NHKアップグレードの内容を以下に説明させていただきます。放送同時配信
パソコンやスマートフォン、タブレットで、総合テレビやEテレの番組を放送と同時に視聴できます。見逃し番組配信
総合テレビやEテレの番組を放送後から1週間いつでも視聴できます。「プレイリスト」機能
見逃し番組をジャンルやテーマ別に並べ、番組を見つけやすくしました。「番組を探す」機能
見逃し番組を、日付やチャンネル、キーワードで探すことができます。放送受信契約のある方は追加の負担なくお使いいただけます。
アップグレードは無料で、契約を結んでいる人は誰でもアップグレードする必要があります。
今すぐアップグレードして、特別な特典をお楽しみください、6〜12か月利用可能放送受信料免除。
契約しているすべてのゲストはNHKプラスにアップグレードする必要があります。
お客様の状況に応じた手続の流れをご案内します。
以下のリンクをたどって、アカウントを登録またはアクティブ化してください。————————
NHKのご利用手続きありがとうございます。
以下のURLをクリックし、アップグレード操作を実行します。※アップグレードサービスはこちら(リンク)
※このURLの有効期限は24時間です。24時間以内にアクセスし、入力まで終えてください。
NHKでは引き続きサービスの改善に努めてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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■ メールの内容にお心当たりがない場合は、下記お問合せ先へご連絡ください。
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【ナビダイヤル】 0590-099-033
ナビダイヤルをご利用になれない場合は 050-2786-5007
午前9時~午後5時(土・日・祝も受付)
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Copyright NHK (Japan Broadcasting Corporation) All rights reserved.
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【通知書】番号:N7985210614
転記終了
怪しいポイント① NHKに登録していないメールアドレスで受信
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、今回受信したメールアドレスはNHKに登録していないメールアドレスです。
登録していないメールアドレスにこうしてメールが送られてくるのはおかしいですよね~。
なぜ登録していないメールアドレスを知っているのか?
そんなことも気持ち悪く感じ、怪しく感じるポイントにもなります。
そもそも教えたことがないメールアドレスですが、これは本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
個人情報保護が叫ばれる時代にあって、天下のNHKがそんな方法でメールアドレスを取得するでしょうか?
そんなことをすれば大炎上してしまうと思いますけどね・・・。
怪しいポイントの1つ目は、こうした内容となりました。
怪しいポイント② アップグレード期間が24時間という謎使用
怪しいポイントの2点目として、メール本文に目を向けてみたいと思います。
メール本文ではこんな記述があります。
「24時間以内にアクセスし、入力まで終えてください。」
今回の案内は、NHK側のアップグレードの話となってます。
そのアップグレードが24時間以内でしかアクセスできないといっているんですよね。
今までいろんなもののアップデートを見てきましたが、こんな短い間隔のアップデートは見たことがありません。
24時間以内でしかアップデートができない。
それを逃したら・・・そんな話あります?(笑)
24時間といえば1日、1日メールを見ることができなかったなんてケースもよくあること。
アップデートはもっと半年以内にとか1年以内にとか、それくらいのスパンで行われるもの。
24時間以内というところが怪しすぎますね。
これが怪しいポイントの2点目です。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用し、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているはずですからね。
これら2つのURLを比較してみた結果、全く違っていることが判明。
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りましょう。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.登録していないメールアドレスで受信
2.24時間以内でナイトアップグレードできないという内容
3.リンク先URLが公式サイトのURLが違う
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
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