電気ご使用量のお知らせを名乗る不審なメールが出回っています
今回は電気ご使用量のお知らせを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「東京電力エナジーパートナー【5月5日重要/なお知らせ】」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名:東京電力エナジーパートナー【5月5日重要/なお知らせ】
■□■ TEPCOよりご利用料金のご請求です。 ■□■
下記内容をご確認の上、至急お支払いください。 万一、支払期日を過ぎると、
サービスのご供給を【停止】致します。
▼ 請求金額(リンク)
<未払い金額: 20,000 円 (税込)>
支払い期限:2023年5月5日 (支払期日の延長不可)
※ 本メールは、TEPCO にメールアドレスを登録いただいた方へ配信しております。
以上、ご不明な点に関しましては、お気軽にお問い合わせください。
転記終了
怪しいポイント① 登録していないメールアドレスで受信
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、今回受信したメールアドレスは、東京電力に登録していないメールアドレスです。
登録していないメールアドレスにこうしてメールが送られてくるのはおかしいですよね。
何でメールアドレス知ってるの?って話になります。
これがまだ営業メールならわかりますけどね、内容を見てみるとお金の請求の話をしている(笑)
そんな大事なこと、登録していないメールアドレス宛に送ってくるものでしょうか?
そもそも教えたことがないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
仮にこんなことを本当にしていたら、大炎上ものであります。
最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 支払延長不可なのに祝日
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文ではこんな記述がありました。
支払い期限:2023年5月5日 (支払期日の延長不可)
メールでは未払金があり、その支払いを5月5日までにしてください。
それが延長不可ですよという内容です。
そしてこのメールを受信したのが、5月5日なのです。
当日払えということになっていると共に、5月5日は何の日か?
はい、こどもの日で祝日となっています。
当然金融機関が休みになっていることは知られているところですが、金融機関によってはATMも使えない状況です。
そんな状況でいきなりお金を払えと言われても、持ち合わせがない人だっていますよね。
数百円、数千円ならいざ知らず。
1万円を超えるような金額となると、そうそう簡単には行きません。
怪しいポイントの2点目は、支払期限が祝日ということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.登録していないメールアドレスで受信した
2.当日支払えという割に祝日
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
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