えきねっとを名乗る不審なメールが出回っています
今回はえきねっとを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「【お知らせ「えきねっと」利用規約・会員規約を変更】メール番号:「JREast28JD155」」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきましょう。
転記開始
件名:【お知らせ「えきねっと」利用規約・会員規約を変更】メール番号:「JREast28JD155」
えきねっと利用規約・会員規約を変更しのお知らせです
「えきねっと」は 2023 年 1 月 27 日(金)にサービスをリニューアルいたしました。これに伴い、「えきねっと」利用規約・会員規約を変更し。
※最後にログインした日から2年以上ご利用(ログイン)が確認できなかった「易ネット」アカウント、および2023 年 2 月 7 日(火)までにアカウントの個人情報の確認が完了していないアカウントは自動的に退会処理させていただくことといたしました。なお、対象アカウントの自動退会処理は本規約に則り、2023 年 2 月 7 日(火)より順次実施されます。
今後も「えきねっと」をご利用いただける場合は、2023 年 2 月 7 日(火)よりも前に、下記のURLへアクセスし、必要な情報を入力のうえ、そしてアカウント情報の確認を完了します。
⇒ログイン:JR東日本(jreast.co.jp)(リンク)
(URLは2回までしか入れず、使用後は自分で破棄します。)
※なお、アカウントが退会処理された場合も、新たにアカウント登録(無料登録)していただくことですぐに「えきねっと」をご利用いただくことができますので、今後もご愛顧いただけますようよろしくお願いいたします。——————–
株式会社JR東日本ネットステーションの個人情報の取扱いに関する基本方針⇒個人情報の取扱いに関する基本方針:JR東日本 (jreast.co.jp)(リンク)
お問い合わせ先
えきねっとサポートセンター
TEL 050-2016-5000
受付時間 8時00分~22時00分「えきねっと」
サイト運営・管理
JR東日本ネットステーション
——————–このメールは「えきねっと」より自動配信されています。
返信いただきましても対応致しかねますので、あらかじめご了承ください。お心当たりのない方は、誠に恐れ入りますがこのメールの削除をお願いいたします。
ご不明な点のある方は、えきねっとサポートセンターまでご連絡ください。Copyright JR East Net Station Co.,Ltd.All Rights Reserved.
転記終了
怪しいポイント① えきねっとのサービスを利用していない
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、私はえきねっとのサービスを利用していません。
利用していないサービスからこうしてメールが送られてきているんですよね~。
そもそも私は常日頃から電車を利用していないのです。
なので、えきねっとを使う理由もない。
サービスを利用していないということは、利用登録をしたことがないということです。
利用登録をしていないということは、メールアドレスの登録もしていません。
ではなぜ、先方はメールアドレスを知っているのでしょうか?
そんなことも疑問に感じるメールでありますね。
そもそも登録をしていないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
えきねっとのような公共性の高いサービスが、こうした方法でメールアドレスを取得するとは思えませんけどね。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 存在しないアカウントの確認という内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見てみたいと思います。
メール本文ではこんな記述がありました。
「今後も「えきねっと」をご利用いただける場合は、2023 年 2 月 7 日(火)よりも前に、下記のURLへアクセスし、必要な情報を入力のうえ、そしてアカウント情報の確認を完了します。」
こんなことが書かれていました。
アカウント情報の確認をしてくれ。
そんな内容となっていますね。
しかしこれはおかしな話。
上でも書きましたが、私はえきねっとのサービスを利用していません。
これはアカウントを作成したことがなく、物理的にアカウントが存在していないということを意味しています。
そんな存在しないアカウントの情報を確認しろ。
そんなことを言っているんですよね~。
これは物理的に不可能、確認するアカウントがないんですからね。
怪しいポイントの2点目は、こうしたあり得ない内容ということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.利用していないサービスからのメールだった
2.存在しないアカウントの情報を更新しろというあり得ない内容だった
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
コメント