JRを名乗る不審なメールが出回っています
今回はJRを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「(メールアドレス)【重要】えきねっとアカウントの自動退会処理について000000000000000」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきましょう。
転記開始
件名:(メールアドレス)【重要】えきねっとアカウントの自動退会処理について000000000000000
- 日頃より「えきねっと」をご利用いただきありがとうございます。 的的的的的的的的的的的的
- 当社は9月1日にシステムを更新する予定です。 Sasa
●アカウントに長期間ログインしていないため、 的的的的的的的的的的的的
●24時間以内にアカウントにログインして関連情報を更新してください。
●アカウント情報を更新しない場合は、アカウントを削除させていただきます。
●ご協力ありがとうございます。 的的的的的ログインはこちら(リンク)
- 本メールは送信専用メールアドレスから送信されます。返信をいただいても返事ができませんので、ご了承ください。
【発行】「えきねっと」。
東京都杉並区荻窪4丁目6番6号
Copyright JR East Net Station Co.,Ltd. All Rights Reserved.
転記終了
怪しいポイント① 利用していない会社からのメール
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、私はJRのサービスを利用していません。
利用していない会社からこうしてメールが送られてくるのはおかしいですよね。
私は普段電車に乗ることはありませんで、通勤は徒歩です。
電車に乗ることなんて、年に数回数える程度。
そんな私がJRのサービスを利用することは、ありません。
そもそもJRにメールアドレスを教えたことがないので、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになりまして。
天下のJRがそうした方法でメールアドレスを取得するでしょうか?
私はしないと思いますけどね、これは信用問題にもなりますし。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 企業署名に連絡先が明記されていない
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきましょう。
メール本文には最後の方に企業署名が書いてあります。
私はこの会社の者ですよということを宣言しているものでありますが、通常ここには連絡先を記載するのがビジネスシーンでは当たり前です。
何かあればそこに連絡をしてくれというものになりますが、本件のメールでは連絡先が一切記載されていません。
一方的にメールを送り付けてやっておけ、そんなメールと言えますよね。
質問をしたくてもそれを許してくれない。
見方を変えればこんな失礼なメールはありません。
私もビジネスシーンで署名をつけたりしていますが、必ず連絡先は明記しています。
メールをもらうときも同じで、企業署名には必ず連絡先が入っているんですよね。
こうしてみてみると、これが本物かどうか非常に怪しく感じるポイントになります。
ということで、これが怪しいポイントの2点目となります。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみた結果、これらがまったく違っていることが判明。
これはもう決定的なポイントになりましたね。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.利用していない会社からのメールだった
2.企業署名に連絡先が明記されていなかった
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
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