Amazon株式会社ビューカードを名乗る不審なメールが出回っています
今回はAmazon株式会社ビューカードを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「【最終通知です】アカウント再認証のお知らせ」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名:【最終通知です】アカウント再認証のお知らせ
尊敬なるお客様、この度当社は、お客様のアカウントが不正アクセスの可能性があることを検知いたしました。お客様のアカウントおよび個人情報の安全を確保するため、当社は直ちにアカウントを一時的に停止いたします。アカウントを再度利用する前に、以下のリンクよりアカウントの再認証を行っていただく必要がございます。なお、認証が行われない場合、アカウントが永久に停止される可能性がございます。お手数ではございますが、速やかな再認証をお願いいたします。
お客様:メールアドレス
リンク:[認証ボタン(リンク) ]
なお、お客様による不正アクセスが疑われる場合には、警察および当社の法務部門に報告することがありますので、ご了承ください。お客様のご理解とご協力を、心よりお願い申し上げます。
ご不明な点がございましたら、お手数ですがカスタマーサービスまでお問い合わせください。お客様のアカウントおよび個人情報の安全を最優先に考えております。今後とも、当社をご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
© 2023 Amazon.com. All rights reserved. Amazonのロゴ、Amazon.co.jpおよび、Amazon.co.jpのロゴは、 Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
転記終了
怪しいポイント① Amazonとビューカードは別会社
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、今回はAmazon株式会社ビューカードと名乗っていますが、Amazonとビューカードは別会社であります。
Amazonはカード会社ではなくインターネットショッピングサイトを運営している会社。
ビューカードはその名の通りカード会社であります。
全く別の会社の名前をくっつけているんですよね。
これはおかしな話。
他社のサービス名を名乗っていることになってしまいます。
ビューカードなのか、Amazonなのか、どっちをメインとしたいのかは分かりませんが、こうしたことはあり得ません。
他社のサービスを送信主の名前に使うなんて、失礼千万ですし後々問題になる可能性すらあります。
こうしたところも公式ではないだろうな、偽物だろうなと思わされるポイント。
最初の怪しいポイントは、他社の名前がメール送信主に一緒に書かれているということになりました。
怪しいポイント② アカウントを停止したという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文ではこんな記述がありました。
「お客様のアカウントおよび個人情報の安全を確保するため、当社は直ちにアカウントを一時的に停止いたします。」
どうやらアカウントを停止するってことを言っているようですね。
しかし、上記のようにAmazonのことなのか、それともビューカードの事なのかが分かりません(笑)
ビューカードなら私は利用していませんし、今回はAmazonということで進めてみましょう。
アカウントが停止されているようなので、これが本当であれば公式サイトのアカウントにログインができないはずですね。
実際にAmazonアカウントにログインできるか試してみたところ、無事ログインができました。
おかしいですね、アカウントを一時停止にしたんじゃないんですかね。
怪しいポイントの2点目は、メールに書かれていることが起きていないということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.Amazonとビューカードは別会社なのに送信主として併記されている
2.アカウントを一時停止にするといっているが、実際にはなっていない。
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違う
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
公式サイトでの注意喚起
Amazon公式サイトでもフィッシングメールの注意喚起が行われています。
併せてご覧いただくと良いかもしれませんm(_ _)m
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