日本赤十字社を名乗る不審なメールが出回っています
今回は日本赤十字社を名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「【COVID-19】コロナ対策、慈善寄付」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきましょう。
転記開始
件名:【COVID-19】コロナ対策、慈善寄付
日本赤十字社新型コロナウイルス感染症に対する活動報告
活動へのご理解をよろしくお願いします。
⽇本⾚⼗字社は、昨年より全国の⾚⼗字病院を中⼼に新型コロナウイルス感染症の治療
および感染拡⼤防⽌のための活動に取り組んでおります。医師・看護師を中心に感染者の治療にあたっている⾚⼗字病院だけでなく、
コロナまん延下での災害救護や教育現場での啓発など、活動の内容は多岐にわたっています。引き続き、皆さまと⼒を合わせて、感染防⽌活動を広げていきたいと思います。
ご理解、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
寄付で赤十字を支援する(リンク)
災害時の救護や感染症への対応など、
赤十字の活動は皆さまからのご寄付で支えられています。
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転記終了
怪しいポイント① 日本赤十字社を利用していない
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、私は日本赤十字社を利用していません。
利用していない団体からこうしてメールが送られてくるのはおかしいですよね。
利用していないということは、利用登録をしたことがないということ。
利用登録をしたことがないということは、メールアドレスの登録もしていないということになります。
ではなぜ先方はメールアドレスを知っているんでしょうか?
これだけでも相当怪しく、気持ち悪く感じますよね。
そもそもメールアドレスを教えたことがありませんから、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
公共性の高い日本赤十字社がこうした方法でメールアドレスを取得するでしょうか?
私はしないと思いますが・・・。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 何も響かない活動報告
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文では、活動報告として少々書かれています。
がしかし、これが全く響かないんですよね(笑)
色々書こうとはしていますが、なんだか当たり前のようなことばかり羅列されています。
実際にこうした実績があるとか、どこでこうした活動をしていたとかそうしたことが一切書かれてません。
言ってみれば、具体性がなく抽象的なんですよねぇ。
活動報告をするのであれば、もっと具体的にどこでどういうことをしていたのかを書かないと、活動報告にはならないと思います。
少なくとも、私がやっているような仕事ではそうした判断がされてしまいますね。
怪しいポイントの2点目は、こうした具体性のない活動報告ということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.利用していない団体からのメールだった
2.具体性のない活動報告だった
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
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