tscubic.comを名乗る不審なメールが出回っています
今回はtscubic.comを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「Tscubicをご利用いただきありがとうございます」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきましょう。
転記開始
件名:Tscubicをご利用いただきありがとうございます
Tscubicをご利用いただきありがとうございます。
アカウントで異常なアクティビティが検出されたため、注文とTscubicアカウントを停止しました。
注文番号: T0A54338563
IPアドレス: 61.232.13.48
ログイン日時: [DATE_L]
承認または否認してください。(リンク)
アカウントへのアクセスを再開するには、サインイして画面の指示に従ってください。必要な情報をご提供いただいたら、当サ仆トで調査の上、24時間以内に返信いたします。
本件についてご迷惑をおかしましたことをお詫び申し上げます。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
アカウントスペシャリスト
転記終了
怪しいポイント① tscubicのサービスを利用していない
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、私はtscubicのサービスを利用していません。
利用していないサービスからこうしてメールが送られてくるのはおかしいですよね。
サービスを利用していないということは、利用登録をしたことがないということ。
利用登録をしたことがないということは、メールアドレスの登録をしたことがないということにもなります。
ではなぜ先方はメールアドレスを知っているんでしょうかね~。
不思議ですね~。
そもそもメールアドレスを教えたことがありませんので、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
個人情報がこれほどうるさく言われている時代に、個人情報であるメールアドレスをこうした方法で取得するでしょうか?
私はしないと思いますが・・・。
まず最初の怪しいポイントはこうした内容となりました。
怪しいポイント② メール本文に企業署名がない
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
通常、企業が送付してくるメールには「企業署名」が付け加えられています。
どこの会社の、どこの部署が送っていますよとわかる形に。
そこには社名、部署名、住所、連絡先まで記載され、それが企業署名と呼ばれます。
これはちゃんとした会社が送っていますよという証明にもなっています。
しかし、今回のメールを見てみると、最後に「アカウントスペシャリスト」という記述があるのみです。
これは企業署名ではありません。
怪しいポイントの2点目は、メール本文に企業署名がないということになります。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.利用していないサービスからのメールだった
2.メール本文に企業署名がなかった
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
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