国税庁を名乗る「税務署からの【未払い税金のお知らせ】」というメールにご注意を

国税庁メール 注意喚起

国税庁を名乗る不審なメールが出回っています

今回は国税庁を名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。

件名は「税務署からの【未払い税金のお知らせ】」となっていました。

どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>

 

メール本文

それでは早速メール本文を見ていきましょう。

転記開始

件名:税務署からの【未払い税金のお知らせ】

e-Taxをご利用いただきありがとうございます。

あなたの所得稅(または延滞金(法律により計算した客勛 について、これまで自主的に納付されるよう催促してきま したが、まだ納付されておりません。
もし最終期限までに 納付がないときは、税法のきめるところにより、不動産、自 動車などの登記登録財産や給料、売掛金などの值権など の差押処分に着手致します。
納稅確認番号:****1839
滯納金合計:50000円
最終期限: 2022/09/05 (支払期日の延長不可)

メールアドレス:受信したメールアドレス

お支払いへ

リンク

本メールは、「国税電子申告納税システム(e-Tax)」にメールアドレスを登録いただいた方へ配信しております。
なお、本メールアドレスは送信専用のため、返信を受け付けておりません。ご了承ください。

発行元:国税庁
Copyright(C) NATIONAL TAX AGENCY ALL Rights Reserved.

転記終了



怪しいポイント① 登録していないメールアドレスで受信

ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。

まず第一に、私は国税庁に今回受信したメールアドレスを教えたことがありません。

登録をしたことがないメールアドレスに、こうしてメールが送られてくるのはおかしいですよね。

そもそも教えたことがありませんから、本人が承知していない方法でメールアドレスを入手しているということになります。

個人情報の取り扱いがうるさくなっている昨今、こんな方法で国の機関がメールアドレスを収集するでしょうかね?

まずありえないことだと思います。

これが本当だったら、大炎上騒ぎになってしまいますからね・・・。

そこら中で適当にメールアドレスを入手してきて送り付けている、もしくは狙い撃ちして送ってきている。

そんなこと例え技術的にできたとしても、倫理的に許されない行為でしょう。

まず最初の怪しいポイントはこうした内容となりました。

 

怪しいポイント② e-Taxを利用していない

怪しいポイントの2点目として、メール本文に目を向けていきたいと思います。

メール本文では、e-Taxを利用しているユーザー向けに配信しているとされていますね。

しかし私は、e-Taxを利用したことがありません。

そもそも利用していないサービスからこうしてメールが来ているのです。

これはおかしいですよねぇ。

利用していないのですから、それが未納だといわれても何言ってんのって話で。

そもそも利用していないのですから、納付するもしないもありません。

ついでに登録していないのはメールアドレスも同じ。

これは怪しいポイントの①にもつながるところになるんですけどね。

こうしたところもまた怪しいポイントとなりました。



怪しいポイント③ 国税庁からメールで催告を行わないと注意喚起がされている

怪しいポイントの3点目として、国税庁の案内を見てみたいと思います。

国税庁のホームページの該当ページを閲覧してみると、こんなことが書かれていました。

「国税局・税務署では、電子メールで納税に関する催告を行っておりません。
 指定されたURLをクリックしないようお願いします。」

国税庁や税務署では、電子メールで納税に関する催告を行っていないと明記しているんですよね。

今回のメールの内容を見てみると、税金の納付について未納分を納付するよう催告をしています。

ということは、この公式ホームページに書かれている内容と全く違うことが行われていることになるんですよね。

国税局がこうして「メールではそうしたことは行わない」と宣言してますので、今回の送り主は国税局ではないということが言えそうです。

怪しいポイントの3点目は、国税局がメールの内容のような事項を否定しているということになりました。

 

怪しいポイントまとめ

それではまとめに入りたいと思います。

今回の怪しいポイントは3つありました。

1.登録していないメールアドレスで受信した

2.e-Taxを利用していないのに、利用しているとしてメールが送られてきている

3.国税庁がメール本文の内容を公式ホームページで否定している

以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね~。

 

リンクはクリック(タップ)しない!!

この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。

故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。

身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!

これを徹底したいものです。



コメント

タイトルとURLをコピーしました