国税庁を名乗る「未払い税金のお知らせ【国税電子申告・納税システム】(自動配信メール)」にご注意を

注意喚起

国税庁を名乗る不審なメールが出回っています

今回は国税庁を名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。

件名は「未払い税金のお知らせ【国税電子申告・納税システム】(自動配信メール)」となっていました。

どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>

 

メール本文

それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。

転記開始

件名:未払い税金のお知らせ【国税電子申告・納税システム】(自動配信メール)

e-Taxをご利用いただきありがとうございます。

あなたの所得稅(または延滞金(法律により計算した客勛 について、これまで自主的に納付されるよう催促してきま したが、まだ納付されておりません。

もし最終期限までに 納付がないときは、税法のきめるところにより、不動産、自動車などの登記登録財産や給料、売掛金などの值権など の差押処分に着手致します。

納稅確認番号:****4961

滯納金合計:30000円

納付期限: 2023/06/08

最終期限: 2023/06/10 (支払期日の延長不可)

お支払いへ?リンク

※ 本メールは、【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)にメールアドレスを登録いただいた方へ配信しております。/p>

なお、本メールアドレスは送信専用のため、返信を受け付けておりません。
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発行元:国税庁 〒100-8978 東京都千代田区霞が関3-1-1 (法人番号7000012050002)
Copyright (C) NATIONAL TAX AGENCY ALL Rights Reserved.
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転記終了



怪しいポイント① 登録していないメールアドレスで受信

ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。

まず第一に、今回受信したメールアドレスは国税庁など国関連の役所に登録したことがないメールアドレスです。

登録もしたことがないメールアドレスにこうしてメールが送られてくるのはおかしいですよね。

いくら国だからと言って、登録していないメールアドレスを勝手に調べて送ってくるのはお門違い。

これが登録しているメールアドレスならわかりますけどね。

そもそも登録していないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。

いくら国だからといってこうした方法でメールアドレスを取得しているとなれば、炎上案件になってしまいそうですよね。

まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。

 

怪しいポイント② 日本では使われていないような漢字が使われている

怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。

メール本文ではこんな漢字が使われていました。

「稅」「值権」

いずれも日本では常用として使われていない漢字です。

税、債券ということなのでしょうが、なぜ常用していないような漢字を使うのか?

日本のパソコンや電子機器類を使っているのであれば、こうした漢字を出す方が難しいですし、国からの文書であればなおさらおかしな話に見えてきます。

また、こんな記述もあります。

「税法のきめるところにより」

いやいや、きめるところによりって(笑)

定めるところにより でしょう、普通は。

こうした漢字や文章力からして、日本人が作ったメールではないのではないか。

そんなことすら思ってしまいますね。

国からのメールということになっていますが、内容を見てみるととてもそんなメールには見えません。

怪しいポイントの2点目は、こうしたおかしなメール内容ということになりました。



怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う

怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。

サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。

どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。

これはインターネットのルールであり、全世界共通です。

そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。

公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。

2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!

これはもう決定的なポイントになりました。

 

怪しいポイントまとめ

それではまとめに入りたいと思います。

今回の怪しいポイントは3つありました。

1.登録していないメールアドレスで受信

2.常用漢字ではない漢字が使われている、日本語の表現がおかしい

3.リンク先URLが公式サイトのURLと違う

以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。

 

リンクはクリック(タップ)しない!!

この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。

故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。

身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!

これを徹底したいものです。



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