Amazon.co.jpを名乗る不審なメールが出回っています
今回はAmazon.co.jpを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させて頂きます。
件名は「アクションが必要です: サインイン試行」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それではメール本文です。
転記開始
件名:アクションが必要です: サインイン試行
Amazon お客様 : メールアドレス
Amazonチームはあなたのアカウントの状態が異常であることを発見しました。バインディングされたカードが期限が切れていたり、システムのアップグレードによるアドレス情報が間違っていたりして、あなたのアカウント情報を更新できませんでした。
リアルタイム サポートをご利用ください
お客様の Amazon アカウントは 24 時間 365 日対応のサポートの対象となっておりますので、Amazon サポートチームにご連絡いただければ、アカウントの所有権の証明をお手伝いします。
お客様の Amazon アカウント
アカウント所有権の証明をご自身で行う場合は、Amazon 管理コンソールにログインし、所定の手順でお手続きください。アカウント所有権の証明(リンク)についてのヘルプセンター記事も併せてご参照ください。
状態: 異常は更新待ちです(リンク)
数日以内アカウント所有権をご証明いただかなかった場合、Amazonアカウントは自動的に削除されますのでご注意ください。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
Amazon チーム
? 2021 Amazon.com. All rights reserved. Amazonのロゴ、Amazon.co.jpおよび、Amazon.co.jpのロゴは、 Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。 396132192
転記終了
怪しいポイント① Amazonに登録していないメールアドレスで受信
ここからはこのメールの怪しいポイントを見ていきたいと思います。
まず第一に、今回受信したメールアドレスはAmazonに登録していないメールアドレスです。
登録していないメールアドレスにこうしてメールが送られてくるのはおかしく、怪しく感じますよね~。
しかもこの間本物のAmazonからは登録しているメールアドレス宛にメールが送られてきています。
どちらが本物なのかは、火を見るよりも明らか。
当然登録しているメールアドレスに送ってきている方が本物のAmazonでしょう。
そもそも登録をしていないメールアドレスを、どうやって入手したのか?という問題もあります。
本人が承認していない方法でメールアドレスを入手している。
これだけでも怪しさが十分伝わってくる内容!
これが怪しいポイントの1つ目となりました。
怪しいポイント② アカウントが削除されるという内容
怪しいポイントの2つ目として、メール本文に注目してみたいと思います。
メール本文にはこんな記述がありました。
「数日以内アカウント所有権をご証明いただかなかった場合、Amazonアカウントは自動的に削除されますのでご注意ください。」
普通いきなり自動的にアカウントを削除したりはしないですよねぇ(笑)
いろんなサービスでアカウントを利用していますが、こうしていきなりアカウントを削除するぞ!といわれたことは一度もありません。
利用停止などは聞いたことがありますが、いきなり削除はよほどやらかさない限り・・・。
そしてこれが本当かどうか、数日間放置してみることにしました。
そして数日後・・・。
Amazonの公式サイトにアクセス。
ログインしてみると普通にログインができました。
メールに書かれている事実が確認できない、それが怪しいポイントの2点目となりましたね。
怪しいポイント③ リンク先URLと公式サイトのURLが違う
怪しいポイントの3点目として、メールに添付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまではコピーできないんですよね。
これはインターネットの仕様であるとともに、世界共通のルールとして知られています。
そこで、この仕様を利用し、添付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを見てみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているはずです。
2つのURLを比較してみた結果・・・これが全く違っていることが判明!
これはもう決定的に怪しいと言える内容となりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回のメールの怪しいポイントは3つありました。
1.登録していないメールアドレスで受信
2.メールに書かれている事実が確認できない
3.リンク先URLが公式サイトのURLと全然違った
以上3点、どれをとっても怪しさ満点の内容となっていました。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
公式サイトでの注意喚起
Amazon公式サイトでもフィッシングメールの注意喚起が行われています。
併せてご覧いただくと良いかもしれませんm(_ _)m
コメント