かつて飼っていた愛犬の合同葬儀
私には小さいころから飼っていた愛犬がいました。
小学生の頃に捨て犬として近所の家に保護されていた愛犬。
近所の家の人が会社帰りに捨て犬が入れられていた段ボールを見つけたらしくて。
最初は何が入っているんだ?と覗き込んだそうですが、犬とわかって「うちでは飼えない」とそのまま帰ろうとしたらしいんですよね。
立ち去ろうとしたその人に向かって、何頭かいたうちの1頭が段ボールから出てきてついていこうとする・・・。
その犬こそのちの我が家の愛犬でした。
そんな愛犬も十年以上の時が流れて、亡くなってしまい合同葬儀をすることになりました。
合同葬儀は様々なお宅のペットと一緒になる
ペットの葬儀と言っても、いろんなスタイルの葬儀があります。
ペット葬儀社という方々がおりまして、ペット用のお墓なんてのもあるんですよね。
葬儀の方法も様々で、単独で行うことも出来れば合同葬儀ということもでき、葬儀自体しないという選択肢もあります。
色んな選択を葬儀社さんから教えてもらい、結局選んだのは合同葬儀。
合同葬儀となると、名前の通りいろんなお宅のペットたちと合同で葬儀を行うことになります。
この辺は料金も変わってくるところなので、懐事情もかかわってきそうなところですね。
葬儀当日お坊さんが来て葬儀を執り行う
迎えた葬儀当日。
人間の葬儀と同じように、ペットの葬儀を執り行うためにお坊さんが来訪されておりました。
ペットの葬儀と言えど、こうしてお坊さんがちゃんと来て供養してくれるんだ・・・なんて思った瞬間でもありましたね。
ペットは家族の一員なんて言いますが、こうしたところもそれっぽいなと。
ちゃんとお経を唱えながら、ペットたちが成仏できるように葬儀が進んでいきます。
ペットたちの名前も読み上げられる
少し話が前後しますが、葬儀が始まる前、自分の愛犬の名前を提出する場面がありました。
供養するのに愛犬の名前が必要であるということで、ちょっとした紙に書いて提出。
のちにその名前をお坊さんが読み上げてくれるというシステムとなっていたようです。
お経がある程度進んでくると、段々とペットの名前も呼ばれるようになります。
「愛犬〇〇」「愛犬△△」・・・・。
この感じで愛犬の名前が呼んで行かれるんだなと思い、うちの愛犬も呼ばれるはず・・・と聞いていました。
しばらくするとうちの愛犬の名前も読み上げられ、葬儀は滞りなく進んでいきます。
愛犬に紛れて「あいびょう」と呼ばれていることに気づく
次々に読み上げられていくペットたちの名前。
愛犬〇〇・・・と読み上げられている中に、ちょっと聞きなれない言葉も交じっていました。
「あいびょう□□」
あいびょう?
この時、私はその意味を知りませんでしたorz
あいびょうって名前のペットなのか?と思いながら聞いていたのですが、その後も「あいびょう◇◇」とまた出てきました。
2度3度・・・と繰り返されていくうちにこれはペットの名前ではないぞと思うようになりまして。
一体何なんだ!?と疑問でいっぱいになってきました。
「あいびょう」の意味
私の疑問はどこへやら。
葬儀は順調に進んで終わりを迎えました。
お坊さんのお経も終わり、解散の流れへ。
葬儀後は自由解散となっており、それぞれがそれぞれの過ごし方をするという形になりました。
すぐに帰る人もいれば、その場に残っている人もいます。
残っている人同士でペットたちの話をしていたり。
そんな話を聞いているうちに「あいびょう」の正体が分かりましたorz
「あいびょう」は「愛猫」。
「お宅は犬だったんですねぇ、うちは猫でしたの」
そんな会話が聞こえてきましてね(-_-;)
ああ、なるほど・・・と(笑)
愛犬(あいけん)に対して愛猫(あいびょう)なのかと知った日でもありました。
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