【仕事の話】町工場をやっている社長さん、親の介護も並行でお疲れの様子orz

介護 仕事

社長

会社の代表となる社長。

男性

社長というとどんなイメージを持ちますかね?

高い給料をもらって、重役出勤をして、専用の社長車があって・・・。

そんなイメージを持つ方もいらっしゃると思いますが、そうした社長さんはごく一部。

大会社の社長さんだったり、有名企業の社長さんだったり。

しかし、小さい会社の社長さんは、そんなイメージとはかけ離れていることも間々あります。

事業主として会社の業績が悪かったら自分の給料はとりあえず受け取らないで踏ん張ったり。

そこにはいろんな苦労があると思います。

社長のイメージとはかけ離れた世界がそこにはあるのかもしれませんね。

 

とある町工場へ伺った

ある日のこと。

とある町工場の社長さんとお会いするため、町工場へと出かけました。

工場

そこの社長さんに仕事の用事があり、打ち合わせを兼ねてといったところ。

何時が良いのかな?と事前にお聞きしていたのですが、何時でもいいということでしたので朝からうかがうことに。

朝一で出発して、無事工場へ到着。

最近はナビゲーションシステムもあるので道に迷うということもそうそうありませんね。

問題は渋滞だけ・・・といった感じですがorz

打合せも順調に進み、お昼に差し掛かるころ食事でもしましょうかという流れに。



食事の前に親のお世話を・・・

私はこの工場の当たりの土地勘がないために、どこで食事ができるのかがよく分かりませんでした。

そこで先方の社長さんがおいしいお店がありますんで、そこに行きましょうと。

断る理由もなかったので、すぐに同意。

出かけようかと準備を始めると、社長さんが一言。

「ちょっと待っててもらっていいかな、親父の食事をしなきゃいけないので」

食事

食事の準備をされて食事もされていたのでしょう。

構造としては工場の2F3Fが居住空間となっており、どうやらそこに父親がいるといった感じ。

上に上がっていった社長さんは、しばらくすると戻ってきました。

 

足が悪くて自分で歩けない父親

社長さんが戻り、我々の食事の番になりました。

お店に行くということになりましたが、ちょっと距離があるということで車で向かうことに。

車内でおもむろに社長さんが口を開きます。

「すみませんね、お待たせしてしまって」

いえいえなんて言いながら、ちょっと聞きづらい展開になっていたのですが社長さんが続けます。

「うちの父親、まあ先代なんですけど自分で歩けなくなっちゃいましてねぇ・・・。色々と介護が必要な状態なんですわ」

介護

もちろんそれを理由に仕事をしていないということはなく、仕事をしながらの介護。

「それは大変ですね・・・」

なんて当たり障りのないような返答をしてしまうorz

すると

「今はそれほどでもないですよ、歩けていた時の方が大変でしたから」

え?となりながら、話を聞きます。



自力で歩けていたときには徘徊をしていたorz

自分で歩けていた方が大変・・・それはどういうことか?

それはすぐに分かりました。

「自分で歩けていた時が一番大変でした。何せ自分で歩けちゃうので徘徊して戻ってこれなくなってたんですよねorz」

徘徊

自分で外出してしまい、外出したのはいいものの自宅に戻れなくなる・・・。

ゆえに目を離せなくなり、自宅での介護の大変さを思い知ったということでした。

今は自力で歩けなくなったことで、この徘徊という行為がなくなってちょっとは楽になったということ。

「まあ・・・頭がね・・・その・・・そういうことですよ」

言いづらそうにしていましたが、そういうことかと理解しました。

「ある日なんかは、亡くなった母親(父親の奥さん)の名前を大声で呼んでみたり、泣きそうになりますよね」

話を聞いていて切なくなってきましたorz

 

仕事との二足の草鞋はさぞ大変だろうと思う

仕事をしながら親の介護もする。

自宅で仕事をしているからこそできることということもできますが、それはそれで大変だろうなと思います。

集中して仕事をしていたら騒ぎ出したり、時間になるとお世話をしなければいけなかったり。

この社長さんには奥さんとお子さんもいらっしゃるので、ご家族で面倒を看るという点では少しは良いかもしれませんが。

それでもいつもお子さんも奥さんもいるわけではありません。

自分の親もいつかこうなっていくのかな・・・なんて思うとちょっと怖かったり(-_-;)

 

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