三菱UFJ信託銀行を名乗る不審なメールが出回っています
今回は三菱UFJ信託銀行を名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「【重要・緊急】三菱UFJ信託銀行入金制限のお知らせ」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名:【重要・緊急】三菱UFJ信託銀行入金制限のお知らせ
三菱UFJ信託銀行からのお知らせ
お客さまのお取引を規制させていただきましたので、お知らせします。
規制内容は下記をご確認ください。取引規制日時:2023/05/19
取引規制内容
・出金規制
・入金規制規制解除するには下記へアクセスし、お手続きしてください。
▶️規制解除(リンク)
※取引制限について 2023/05/19までにご回答いただけない場合、
お客様のご回答に著しい不足がある場合、 もしくは
ご回答から当社規約第8条(禁止事項)に抵触すると判断した場合、
やむを得ず、お客様の口座を解約させていただくことがございますので、あらかじめご了承ください。━━━━━━━━━━━━━━━━━
■マイナンバーのご登録がお済みでないかたへ
お早めにお手続きをお願いいたします。
サービスサイトにログイン後、「各種手続」−「マイナンバーのご提供(個人番号通知届出)」よりお手続きください。
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商号等:三菱UFJ信託銀行株式会社
登録金融機関 関東財務局長(登金)第33号
加入している協会の名称:日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会
© Mitsubishi UFJ Trust and Banking Corporation
転記終了
怪しいポイント① 三菱UFJ信託銀行を利用していない
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、私は三菱UFJ信託銀行を利用していません。
利用していない銀行から、こうしてメールが送られてきているんですよね~。
利用していないのに何でだろう(笑)なんて思いますよね。
これがまだ営業メールであればわかるんですが、メール本文を見てみるとそんな内容ではないことが分かります。
何で利用していないのに、こんな内容のメールが来るのか。
それだけでも相当な怪しさです。
銀行を利用していないということは、利用登録をしたことがないということ。
理容登録をしたことがないということは、メールアドレスの登録もしたことがないということになります。
ではなぜ、先方はメールアドレスを知っているのか?
そんな問題も出てくると共に、怪しく感じるポイントにもなります。
そもそも登録していないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということにもなります。
そんな方法で信用第一の銀行がメールアドレスを取得するとは思えません。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 存在しない口座の取引を規制したという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文ではこんな記述がありました。
「お客さまのお取引を規制させていただきましたので、お知らせします。」
何やら銀行口座の取引を規制したという内容のメールとなっていました。
しかしこれはあり得ない話なのです。
上でも書きましたが、私は三菱UFJ信託銀行を利用していません。
これは口座を作ったことがないということを意味しており、この世界に口座が存在していないということです。
それなのに、メールではその存在しない口座の利用を制限するといっているんですよね。
存在しない口座を制限するってのは不可能な話。
物理的にあり得ませんよね。
架空口座の話でもしているんでしょうか・・・orz
怪しいポイント2点目は、こうしたあり得ない内容ということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.利用していない銀行からのメールだった
2.存在しない口座の取引を制限するというあり得ない内容だった
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
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