MUFGを名乗る不審なメールが出回っています
今回はMUFGを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「MUFGカードの利用が一時停止されました」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名:MUFGカードの利用が一時停止されました
日頃よりMUFGカードをご愛顧賜り誠にありがとうございます。
会員皆さまのカードご利用内容について、第三者による不正利用が発生していないかどうかのモニタリングを行っております。本メールは、現在お客様がお持ちのクレジットカードのご利用内容について、第三者により不正利用された可能性が高いと、弊社の不正利用検知システムにより判断いたしましたので、緊急でお送りさせていただいております。カードのご利用内容について、至急確認したいことがございますので、下記リンクをアクセスし、ご確認をいただきますようお願いいたします。
アカウントのご利用確認のお知らせについてはこちら (リンク)
※なお、ご契約のカードは、第三者による不正使用の可能性が高いため、既にカードのご利用を一旦停止する対応をとらせていただいております。ご不便とご心配をお掛けしますが、何とぞご理解をいただきますようお願い申し上げます。
※本メールはMUFGカードから自動的に送信しています。三菱UFJニコス 東京 03-3383-0101 ─────────────────────────────── ─── 三菱UFJニコス株式会社都東京都文京区本郷3-33-5
転記終了
怪しいポイント① MUFGのサービスを利用していない
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、私はMUFGのサービスを利用していません。
利用していないサービスからこうしてメールが送られてきているんですよね。
これはおかしな話。
利用していないのですから、メールを送られてくるいわれがありません。
営業メールなら百歩譲ってわかりますが、内容を見てみるとそういう内容でもありませんからね。
サービスを利用していないということは、利用登録をしたことがないということ。
利用登録をしたことがないということは、メールアドレスの登録もしたことがありません。
ではなぜ先方はメールアドレスを知っているのか?
そんなことも疑問に思うと共に、怪しく感じるポイントにもなりますね。
そもそも教えたことがないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
信用第一の銀行系サービスがこうした方法でメールアドレスを取得するとは到底思えません。
怪しいポイントの1つ目はこうした内容となりました。
怪しいポイント② 送信メールアドレスが自分のアドレス
怪しいポイントの2点目として、メール送信主のメールアドレスに注目してみたいと思います。
メール送信主のメールアドレスは、自分のアドレスが表示されていました。
これはこれでおかしな話。
自分が自分にメールを送っている・・・という話になってしまいますからね(笑)
当然そんなことはしていないわけでありまして。
送信メールアドレスについても、自分のメールアドレスであると偽装しているわけです。
こんなの怪しすぎますよね。
通常企業からのメールアドレスであれば、自分のメールアドレスになっているなんてことはあり得ません。
そこには企業が使っているメールアドレスが入っているはずでありまして、自分のアドレスになっているなんてことは今まで一度もあったことがありません。
皆さんそれぞれのアドレスを使っていますからね。
怪しいポイントの2点目は、メール送信主のメールアドレスが自分のアドレスということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.利用していないサービスからのメールだった
2.送信主のメールアドレスが自分のアドレスだった
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
コメント