みなと銀行を名乗る不審なメールが出回っています
今回はみなと銀行を名乗る不審なメールを受信ましたので、公開させていただきます。
件名は「【みなと銀行】振込(出金)、ATMのご利用(出金)利用停止のお知らせ[0018]」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名:【みなと銀行】振込(出金)、ATMのご利用(出金)利用停止のお知らせ[0018]
いつも みなと銀行 をご利用いただきありがとうございます。
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本メールはお客さまの生体情報を利用登録することをご利用され、ログイン異常によって、振込(出金)、ATMのご利用(出金)が一時利用停止されました。
提携企業サービス商品のご案内を配信登録されているお客様にお送りしています。
※みなと銀行 ログイン異常確認済環境のご案内です。
※リンクをクリックすると株式会社みなと銀行のサイトに遷移します。
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お客様のみなと銀行はセキュリティ強化手続きが完成していません。
安全のためサービスを振込(出金)、ATMのご利用(出金)が一時利用停止しました。ご不便をおかけすることとなりますが、ご理解賜りますようお願い申しあげます。
以下の通りでございます。振込(出金)、ATMのご利用(出金)が一時利用停止の制約が解除手続きしてください。
▼下のボタンをクリックしてください▼
▶️解除手続(リンク)———————————————————————
※本メールはご登録いただいたメールアドレス宛に自動的に送信されています。
※本メールは送信専用です。ご返信いただきましてもお答えできませんのでご了承ください。
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■発行者■
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株式会社みなと銀行
金融機関コード : 0562
登録金融機関 : 近畿財務局長(登金)第22号 加入協会 : 日本証券業協会
Copyright (c) Minato Bank, Limited All Rights Reserved.
転記終了
怪しいポイント① みなと銀行を利用していない
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、私はみなと銀行を利用していません。
利用していない銀行からこうしてメールが送られてきているんですよね。
これはおかしな話ですね。
利用していないのですから、メールが送られてくるいわれがありません。
営業メールなら百歩譲ってわかりますが、メールの内容を見てみるとそんな内容ではありませんでした。
そもそも登録していないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
そんな方法で信用第一の銀行がメールアドレスを取得しているとは思えません。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 存在しないアカウントへの異常ログインという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文ではこんな記述がありました。
「本メールはお客さまの生体情報を利用登録することをご利用され、ログイン異常によって、振込(出金)、ATMのご利用(出金)が一時利用停止されました。」
何やら生体情報を利用登録することを利用され(?)、ちょっと意味が分かりませんがログイン異常によってATMの利用が停止されたとあります。
しかし、これはおかしな話であります。
上でも書いた通り、私はみなと銀行を利用していません。
これはアカウントを作ったことがないことを意味しており、ログインするようなものが一切ないことを意味しています。
そんな存在しないものに、異常ログインがあった。
そんなことを言っているんですよね~。
これはあり得ない話。
怪しいポイントの2点目はこうしたあり得ない内容ということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.利用していない銀行からのメールだった
2.存在しないものに異常ログインがあったというあり得ない内容だった
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
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