オリコカードを名乗る不審なメールが出回っています
今回はオリコカードを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させて頂きます。
件名は「【ORICO】お取引のご確認」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください。
メール本文
それでは、メール本文です。
転記開始
件名:【ORICO】お取引のご確認
ORICOカードをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、お客さまのお取引につきまして、第三者による不正使用の可能性を検知したため、一時的にお取引をお止めしました。
ご本人さまのご利用であった場合は、大変お手数をおかけいたしますが、再度ご利用をお願い申しあげます。
(インターネット店舗でのご利用の場合は、お取引の成立状況をご確認のうえ、再度ご利用をお願いいたします。)【取引年月日】:2021年6月23日
【お問合せ番号】:1-5247-3537-9975
利用確認のお手続、下記URLよりアクセスし
完了いただきますようお願いいたします。リンク
ご本人さまのご利用でない場合には、今後、安全にカードをご利用いただくため、カードの差替え等お手続きが必要となります。
お手数ですが、下記【本メール専用ダイヤル】へお電話くださいますようお願いいたします。ご心配とご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申しあげます。
■不正取引の監視体制について
(1)弊社ではお客さまが犯罪に巻き込まれないよう、お客さまのカードに不審なお取引がないか24時間365日モニタリング(不正使用の監視)を行っております。
(2)お取引の監視により不正取引の傾向と合致したお取引を保留のうえ、本メールを配信しております。
(3)弊社のカード不正使用に対する取組みについては、詳しくは弊社ホームページをご覧ください。よくあるご質問はこちら(リンク)
登録情報の変更はこちら(リンク)
Eメールの配信停止はこちら(リンク)
※本メール配信元に直接返信されても承ることができません。お客様のもとにはエラーメッセージが届く場合がありますので、あらかじめご了承ください。
転記終了
怪しいポイント① オリコカードを利用していない
ここからはこのメールの怪しいポイントを見ていきたいと思います。
まず第一に、私はオリコカードを利用していません。
利用していないサービスについて、こうしてメールが送られてくることはおかしいですよね。
カードを利用していないということは、サービスへの登録もしていないということ。
まずこのメールアドレスをどこで入手したのか?という疑問もわいてきます。
本物だとしたら、まずはメールアドレスをどこで入手したのか聞いてみたいものですね。
怪しいポイント② 存在しないカードの取引を止めたという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文に目を向けたいと思います。
私はカードそのものを持っていません。
それなのに本文では「カードの取引を止めた」となっています。
存在していないカードの取引を止めることができるんですね。
ただそれができたとして、誰が困るんですかね?(笑)
利用確認の手続きをしてくださいという表記もありますが、利用確認の手続きなんてしません。
というかできません、アカウントもカードももないんですからね。
内容自体がもうあやふやすぎて、架空の物語となっている感がありますorz
怪しいポイント③ リンク先URLが本物と違う
怪しいポイントの3つ目として、メール本文に貼付されているリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に二つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
そこでURLを比較してみました。
すると、URLが違うことを確認。
これはもう相当怪しいと言わざるを得ませんね。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.利用していないサービスのメールだった
2.存在しないカードに対して利用制限を設けるという内容だった
3.リンク先URLが本物のURLと違った
以上3点、どれをとっても怪しいと思われる内容となっていますね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
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