神奈川銀行を名乗る不審なメールが出回っています
今回は神奈川銀行を名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「【神奈川銀行】お客様情報に関するご協力のお願い」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名:【神奈川銀行】お客様情報に関するご協力のお願い
いつも神奈川銀行をご利用いただきありがとうございます。
近年、日本および国際社会が取り組まなければならない課題として、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策の重要性が高まっております。
当行は、関係省庁と連携しながら、複雑化・高度化するマネー・ローンダリング及びテロ資金供与の手口に対応し、有効に防止できるように対策を進めております。
こうした中、金融庁は、金融機関等における実効的なマネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関する基本的な考え方を明らかにした「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン」を策定・公表しています。
このような背景から、当行では2022年10月より、お取引の内容、状況等に応じて、お客さまに関する情報やお取引の目的等を定期的に再確認させていただいております。
お客さまにはお手数をお掛けすることにはなりますが、「お客さまの情報に関するご協力のお願い」と題したご案内がお手元に届きましたら、ご回答にご協力をお願い申し上げます。> お取引の目的等を定期的に再確認
リンク
ご回答いただいた内容に不備があった場合や、一定期間ご提出いただけなかった場合、お電話を差し上げることがございますので、あらかじめご了承ください。ご提出期限内にご回答いただけないお客さまにおかれましては、お取引を制限等させていただく場合がございます。何卒ご理解とご協力の程、宜しくお願い致します。
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※本メールはご登録いただいたメールアドレス宛に自動的に送信されています。
※本メールは送信専用です。ご返信いただきましてもお答えできませんのでご了承ください。当行では、お客さまからのご意見・ご要望等にお応えするため、
「お客さま相談窓口」を設けました。ご意見・ご要望はお気軽にお申し出下さい。連絡先:045-261-2641
受付時間:午前9時から午後5時まで(銀行休業日は除きます)商号等 :株式会社 神奈川銀行
登録金融機関:関東財務局長(登金)第55号
加入協会:日本証券業協会
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転記終了
怪しいポイント① 神奈川銀行を利用していない
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、私は神奈川銀行を利用していません。
利用していない銀行からこうしてメールが送られてきているんですよね。
これだけでも相当怪しく、気持ち悪く感じます。
営業メールならまだ分かりますが、内容を見てみるとそうしたメールではないことが分かりまして。
余計怪しく感じますね。
神奈川銀行を利用していないということは、利用登録をしていないということ。
利用登録をしていないということは、メールアドレスの登録もしていないということになります。
ではなぜ先方はメールアドレスを知っているのか?
そんな問題にもなってきますね。
そもそも教えたことがないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
信用第一の銀行が、こうした方法でメールアドレスを取得するとは思えません。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② お客様情報の確認という内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文ではこんな記述がありました。
「 お客さまにはお手数をお掛けすることにはなりますが、「お客さまの情報に関するご協力のお願い」と題したご案内がお手元に届きましたら、ご回答にご協力をお願い申し上げます。」
お客様情報の確認をして、回答してくださいということのようです。
がしかし、これはあり得ない話で。
上でも書きましたが、私は神奈川銀行を利用していません。
これは何も私の情報を登録していないということになりまして。
そもそも神奈川銀行には、何も情報を登録していないんですよね。
その登録していない情報を確認して回答しろといっているのです。
こんなことは物理的にあり得ません。
登録していないものを回答することはできませんからね。
怪しいポイントの2点目は、こうしたあり得ない内容ということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.利用していない銀行からのメールだった
2.登録していない情報を回答しろというあり得ない内容だった
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
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