Amazon.co.jpを名乗る不審なメールが出回っています
今回はAmazon.co.jpを名乗る不審なメールを受診しましたので、公開させていただきます。
件名は「【ご注意】 Prime会員特典の有効期限が切れており、更新できません」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名:【ご注意】 Prime会員特典の有効期限が切れており、更新できません
Amazonプライムをご利用いただきありがとうございます。
Amazonプライムの会費のお支払いにご指定いただいたお客様のお支払い方法が承認されないため、Amazonプライムの会費(税込500円)をご請求することができませんでした。
現在、Amazonプライム会員の特典はご利用いただけません。6日以内にお支払方法を更新いただけない場合は、お客様のAmazonプライム会員資格はキャンセルされます。
引き続きAmazonプライムの特典をご利用されたい場合、お支払い方法を更新するには、以下のリンクをクリックしてください。
メールは届いております支払方法を更新する(リンク)
〇月〇日より新商品「○○」の発売が開始されます
現在ご指定のお支払い方法が承認されない原因は、提携会社(クレジットカード会社等)の事情により異なるため、大変お手数ですがサービスの提供元会社に直接お問い合わせください。
お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします
■注意事項
————————————–
※確認には最大24時間(場合によってはそれ以上)かかることがあります。
※本メールは、ご登録されたメールアドレス宛に自動的に送信しています。
※弊社からのメールを希望されない会員様へも重要なお知らせとしてお送りしております。© 2023, Arnazon.co.jp, Inc. or its affiliates. All rights reserved. Arnazon, Arnazon.co.jp, Arnazon Prime, Prime およびArnazon.co.jp のロゴは Arnazon.co.jp, Inc.またはその関連会社の商標です。 Arnazon.co.jp, 401 Terry Avenue N., Seattle, WA 98019-5210
転記終了
怪しいポイント① Amazonに登録していないメールアドレスで受信
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、今回受信したメールアドレスはアマゾンに登録していないメールアドレスです。
登録していないメールアドレスにこうしてメールが送られてくるのはおかしいですよね。
登録していないメールアドレスということは、ほかに登録しているメールアドレスがあるということ。
用事があるなら登録している方に送って来いって話ですよね。
事実、本物のアマゾンからは登録しているメールアドレス宛にメールが送られてきています。
どちらが本物かは、説明するまでもないでしょう。
当然登録しているメールアドレスにメールを送ってきている方が本物のアマゾン。
そもそも登録していないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
こんな方法で今時メールアドレスを取得すれば、炎上案件になることは必至。
最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 支払い方法が承認されていないという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文ではこんな記述がありました。
「Amazonプライムの会費のお支払いにご指定いただいたお客様のお支払い方法が承認されないため、Amazonプライムの会費(税込500円)をご請求することができませんでした。」
支払方法が承認されていない、そのためプライムの会費が請求できないということを言っていますね。
これは本当なのでしょうか?
ということで、実際に公式サイトにアクセスして調べてみることにしました。
やり方は簡単。
メールのリンクではなく、検索エンジンなどからAmazonの公式サイトにアクセス。
ログインして支払い方法を確認すればいいだけです。
確認してみると、しっかりと支払方法は登録されており、無効化されておりません。
これはおかしな話。
メールでは支払方法が無効になっていると言っていますが、公式サイトではきちんと登録されています。
メールが言っていることと現実がマッチしていません。
怪しいポイント2点目は、メールに書かれている事実が確認できないということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.登録していないメールアドレスで受信
2.メールに書かれている事実が確認できない
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違った
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
公式サイトでの注意喚起
Amazon公式サイトでもフィッシングメールの注意喚起が行われています。
併せてご覧いただくと良いかもしれませんm(_ _)m
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