Amazon.co.jpを名乗る不審なメールが出回っています
今回はAmazon.co.jpを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「メールアドレス重要な安全上の注意」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名:メールアドレス重要な安全上の注意
ログイン試行がブロックされました
2023年4月17日Monday 2:47:45
メールアドレス
誰かがあなたのパスワードを使用してあなたのアカウントにサインインしようとしました。Amazonはログイン試行をブロックしましたが、アカウントを制限していますので、指定されたURLから早急にアカウント認証を行って制限を解除し、アカウントが回復したら再度ログインしてパスワードを変更してください。
ログイン(リンク) もし何か問題がある場合は、遠慮なく私たちのカスタマーサービスにお問い合わせください。あなたのアカウントの安全性が最優先事項であることを、私たちは強く認識しています。
ご協力いただき、ありがとうございます。Reference: 326607457
このEメールは次のアドレス宛に送信されました:メールアドレス
- 利用規約(リンク)
- プライバシー規約(リンク)
- パーソナライズド広告規約(リンク)
- 各種規約(リンク)
- 特定商取引法に基づく表示(リンク)
- © 1996-2023, Amazon.com, Inc. or its affiliates
このメールは、Amazon アカウントとサービスの主な変更点についてお知らせするために送信されます
転記終了
怪しいポイント① Amazonに登録していないメールアドレスで受信
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、今回受信したメールアドレスはAmazonに登録していないメールアドレスです。
登録していないメールアドレスに、こうしてメールが送られてくるのはおかしいですよね。
これは別に登録しているメールアドレスがあるとうことです。
その登録しているメールアドレス宛には、本物のAmazonからメールが送られてきています。
どちらが本物かは・・・まあ言うまでもないでしょう。
当然登録しているメールアドレスに送ってきている方が本物。
そもそも登録していないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得しているということになります。
今時そんな方法でメールアドレスを取得しているとは思えませんね。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② アカウントを制限しているという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文を見ていきたいと思います。
メール本文ではこんな記述がありました。
「Amazonはログイン試行をブロックしましたが、アカウントを制限していますので、指定されたURLから早急にアカウント認証を行って制限を解除し、アカウントが回復したら再度ログインしてパスワードを変更してください。」
ログイン試行をブロックしたので、アカウントの制限をしている。
そんな内容となっていますね。
そこで、まずはこれが本当なのかを確認してみたいと思います。
実際にAmazon公式サイトにログイン。
リンクをたどるのではなく、検索またはブックマークからです。
公式サイトを開いたらログインしてみます。
メールの言う通りなら、何かしらアカウントに制限が掛けられているはずですよね。
しかし、ログインしてみても制限されている様子は全くありません。
そもそも何を制限しているのかを明記していませんからね。
とりあえずいつも通り使えたということで。
怪しいポイントの2点目は、メールに書かれている事実が確認できないということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.登録していないメールアドレスで受信
2.メールに書かれている事実が確認できない
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違う
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
公式サイトでの注意喚起
Amazon公式サイトでもフィッシングメールの注意喚起が行われています。
併せてご覧いただくと良いかもしれませんm(_ _)m
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