ETC利用照会サービス事務局を名乗る不審なメールが出回っています
今回はETC利用照会サービス事務局を名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「長期間使用されていないため、客様のETC会員初期化されています」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきたいと思います。
転記開始
件名:長期間使用されていないため、客様のETC会員初期化されています
―――――――――――
ETCサービスをご利用のお客様へ:
インフォメーションMAIL
―――――――――――
平日頃より「ETC」をご利用いただきありがとうございます。
「ETC」は2023年1月1日にサービスをリニューアルいたしました。
これに伴い、「ETC」利用規約·会員規約を変更し、最後にログインをした日より起算して2年以上「ETC」のご利用
(ログイン)が確認できない「ETC」アカウントは、自動的に退会処理させてい ただくことといたしました。
なお、対象アカウントの自動退 会処理を、本規約に基づき、2022年12月20日より順次、実施させていただきます。
2年以上ログインしていないお客さまで、今後も「ETC」をご利用いただける場合は、2022年12月20日よりも前に、一度ログイン操作をお願いいたします。
引き続きサービスをご利用いただきたい場合は、下記リンクより詳細をご確認ください。
▶確認用アカウント(リンク)
なお、アカウントが退会処理された場合も、新たにアカウント登録(無料登録)していただくことですぐに「ETC」をご利用いただくことができますので、
今後もご愛顧いた だけますようよろしくお願いいたします。
―――――――――――
配信元:ETC利用照会サービス事務局
携帯電話、PHS、IP電話などでのご利用は
045-477-3793受付:9:00〜18:00
※おかけ間違えのないようご注意ください。East NipponExpressway Company Limited,Metropolitan Expressway Company Limited
※メール配信解除はこちらよりお手続き下さい。
リンク
転記終了
怪しいポイント① ETCに登録していないメールアドレスで受信
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、今回受信したメールアドレスはETCサービスに登録していないメールアドレスです。
登録していないメールアドレスにこうしてメールが送られてくるのはおかしいですよねぇ。
登録していないんですからね・・・送られてくる所以がありません。
しかも登録しているメールアドレス宛には、本物のETCサービスからメールが送られてきているんですから、笑えない。
どちらが本物かはすぐ分かりますね。
当然登録しているメールアドレスに送ってきている方が本物でしょう。
そもそも教えていないメールアドレスを知っているということは、本人が承知していない方法でメールアドレスを取得していることになります。
ETCともあろうものが、こんな方法でメールアドレスを取得しているとは思えません。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 公式サイトがリンクから個人情報を入力させることは絶対にないと断言している
怪しいポイントの2点目として、公式サイトの注意喚起を見てみたいと思います。
公式サイトで注意喚起がされています。
そこでこんな記述がありました。
ETC利用照会サービスでは、本サービスにご登録がない方へメールを送ることは絶対ありません。
ETC利用照会サービスに登録がない方で、本サービスを装ったメールを受信した際は、
開かずに削除していただくようにお願いいたします。なお、「ETCカードが無効になった」など不安を煽る件名で不審メールが配信されていますが、
当サービスからそのようなメールを送ることはありません。
またメールに記載のリンクから、「お客さま氏名・ご住所・クレジットカード情報」の入力を求めることも絶対にありません。
最後の一文に、クレジットカード情報等の入力を求めることも絶対にないと書かれていますね。
絶対という言葉を用いて、非常に強い文言で否定しています。
しかし、メールを見てみると、まさにこれをさせようとしています。
公式が否定していることをさせようとしている、これはまさに怪しさ満点!
怪しいポイントの2点目は、こうした公式が否定していることをさせようとしているということになりました。
怪しいポイント③ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね。
これはインターネットのルールであり、全世界共通です。
そこで、この仕様を利用して、メールに貼付されていたリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトのURLの文字列が入っているでしょうからね。
2つのURLを比較してみたところ、これらが全く違っていることが判明!
これはもう決定的なポイントになりました。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは3つありました。
1.登録していないメールアドレスで受信した
2.公式が否定していることがメールに書かれている
3.リンク先URLが公式サイトのURLと違う
以上3点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
公式サイトでの注意喚起
ETC公式サイトでも不審なメールの注意喚起が行われています。
併せてご覧いただけるとよろしいかと思いますm(_ _)m
コメント