Amazon.co.jpを名乗る不審なメールが出回っています
今回はAmazon.co.jpを名乗る不審なメールを受信しましたので、公開させていただきます。
件名は「ご注文商品の発送が完了しました。」となっていました。
どんなメールだったのか、ご覧ください<m(__)m>
メール本文
それでは早速メール本文を見ていきましょう。
転記開始
件名:ご注文商品の発送が完了しました。
お客様,
ご注文商品の配達が完了しました。
ご注文状況確認 (リンク)
注文履歴から、返品?交換をお申し込みください。
ご注文番号# 6029-1959051-8891000(リンク)
このEメールは送信専用アドレスより送信しています。返信しないでください。
転記終了
怪しいポイント① Amazonに登録していないメールアドレスで受信
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
まず第一に、今回受信したメールアドレスは、Amazonに登録していないメールアドレスです。
登録していないメールアドレスに、こうしてメールが送られてくるのはおかしいですよね。
気持ち悪さも感じます。
そもそもAmazonに登録していないということで、本人が承知していない方法でメールアドレスを入手しているということになります。
Amazonほどの大企業が、こうした方法でメールアドレスを入手するでしょうか?
私はないと思いますけどね・・・。
また、この間本物のAmazonからは登録しているメールアドレス宛にメールが送られてきています。
2つのAmazonから違うメールアドレスにそれぞれメールが送られてきているんですよね~。
これはどういうことでしょうか・・・(笑)
どちらが本物かは、わかりますよね。
当然登録しているメールアドレスに送ってきている方が本物のAmazonでしょう。
まず最初の怪しいポイントは、こうした内容となりました。
怪しいポイント② 配達完了した商品を返品交換しろという内容
怪しいポイントの2点目として、メール本文に注目してみたいと思います。
メール本文では、注文品を発送したという内容となっていました。
そしてそれ以外にもこんな記述がありました。
「注文履歴から、返品?交換をお申し込みください。」
途中に「?」が入っているのもおかしなところなのですが、そもそもなぜ注文品を発送したと言っておきながら、返品交換を申し込めと言っているんでしょうか?
最初からこれがおかしな発送であることを、暗に示しています。
これは変ですよね~。
返品するか交換するかは、こちらで判断すること。
それをメールの送り主が勝手に判断し、返品か交換かをしろと言っているんです。
これは理解に苦しむ内容ですよね~。
あり得ない・・・(笑)
怪しいポイントの2点目は、こうしたあり得ない内容ということになりました。
怪しいポイント③ Amazon公式を確認しても注文履歴がない
怪しいポイントの3点目として、メール本文が言っていることが事実かどうかを確認してみたいと思います。
メール本文では、注文品を発送したということが書かれていました。
Amazonは先日も利用していたのですが、その注文品は届いています。
現在とどいていないものなどなく、注文しているものも一切ないんですよね。
そこで、メールに書いているような内容が実際にあるのかどうかを確かめます。
Amazonの公式サイトにログインして、注文履歴を確認。
すると「すべての取引が完了しており、最後の発送品は数週間前」であることを確認しました。
昨日今日発送されているものは何一つない。
おかしな話ですね~、メールに書いているような注文はなかったのです。
怪しいポイントの3点目は、メールに書かれている事実がないということになりました。
怪しいポイント④ リンク先URLが公式サイトのURLと違う
怪しいポイントの3点目として、メール本文に貼付されていたリンク先URLに注目してみたいと思います。
サイトのURLというのは、世界に2つと同じものがありません。
どんなに本物を装ったとしても、サイトのURLまでコピーすることはできないんですよね~。
これはインターネットのルールで、全世界共通です。
そこで、これら2つのURLを比較し、メールに貼付されているリンク先URLが公式サイトかどうかを確認してみたいと思います。
公式サイトであれば、公式サイトの文字列が入っているはずです。
これら2つのURLを比較してみた結果、全く違っていることが判明!
これはもう決定的な怪しいポイントになりましたね。
怪しいポイントまとめ
それではまとめに入りたいと思います。
今回の怪しいポイントは4つありました。
1.登録していないメールアドレスで受信
2.商品発送連絡なのに、返品交換申し込みをしろというあり得ない内容
3.Amazon公式サイトにメールに書かれている注文履歴がない
4.リンク先URLが公式サイトのURLと全く違う
以4点、どれをとっても怪しいポイントになっていましたね。
リンクはクリック(タップ)しない!!
この手のメールは、リンク先URLに誘導してそこで個人情報などを抜き取ることを目的としています。
故に、リンクをクリック(タップ)しないことで自己防衛ができるんですよね。
身に覚えのないメール、怪しいと思ったメールのリンクはクリック(タップ)しない!!
これを徹底したいものです。
公式サイトでの注意喚起
Amazon公式サイトでもフィッシングメールの注意喚起が行われています。
併せてご覧いただくと良いかもしれませんm(_ _)m
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