映画「おくりびと」
今回は映画のお話を一つしていきたいと思います。
映画鑑賞というのも私の趣味の一つとなっていましてね。
映画を見ることでいつもとは違う「非日常」に没入できるいい時間となっています。
今回の映画は日本の映画である「おくりびと」という映画。
2008年に公開された映画となりますが、主演はもっくんこと本木雅弘さんがされています。
題材に「納棺師」というあまり日の目を見ない職業を選んでいる着眼点が面白い。
私もこの映画を見るまでは、納棺師なる方々を存じ上げませんでした。
そういった意味でも、思い出深い作品の一つとなっていますね。
映画概要
タイトル:おくりびと
ジャンル:ヒューマン
製 作:日本
監 督:滝田洋二郎
脚 本:小山薫堂
音 楽:久石譲
主 演:本木雅弘
出 演:広末涼子、山崎努、峰岸徹、余貴美子、吉行和子、笹野高史、杉本哲太 他
公 開:2008年9月13日
音楽はジブリでもおなじみの久石譲さん。
主演に本木雅弘さん、助演に広末涼子さん、山崎努さん、吉行和子さん、笹野高史さんなどそうそうたるメンバーが顔をそろえているのも本作の特徴。
中々すごい顔ぶれです。
あらすじ
年齢問わず、高級保証!実質労働時間わずか。
度のお手伝い。NKエージェント。
「ああ、この広告、誤植だな。〝旅のお手伝い〟ではなくて、安らかな〝旅立ちのお手伝い〟。」
求人広告を手にNKエージェントを訪れた主人公・大悟(本木雅弘)は、社長の佐々木(山崎努)から思いもよらない業務内容を告げられる。
それは【納棺(のうかん)】、遺体を棺に納める仕事だった。
戸惑いながらも、妻の美香(広末涼子)には冠婚葬祭関係=結婚式場の仕事と偽り、納棺師(のうかんし)の見習いとして働きだす大悟。
美人だと思ったらニューハーフだった青年、幼い娘を残して亡くなった母親、沢山のキスマークで送り出される大往生のおじいちゃん・・・
そこには、さまざまな人のさまざまな境遇のお別れが待っていた。
人は誰でもいつか、おくりびと、おくられびと
一見地味で触れ難いイメージの職業をテーマにしながらも、日本映画を代表するスタッフ・キャストがユーモアを絶妙にちりばめて、愛すること生きることを紡ぎだす異色の感動作を誕生させました。
人は誰でもいつか、おくりびと、おくられびと。
全ての人に普遍的なテーマを通して、夫婦の愛、我が子への無償の愛、父や母、家族への想い、友情や仕事への矜持などを描き出す本作は、見るものに笑いと涙、そして大きな感動を、必ずや与えてくれることでしょう。
ユーモアと感動が融和した異色作、納棺師の物語がさまざまな愛を届けてくれます。
納棺師をテーマとした作品
本作の主人公は、普段の生活の中で馴染みのない「納棺師」。
恥ずかしながらこの作品を拝見するまで、全く知らない世界でした。
今迄にこうしたテーマを持った作品はほぼなく、そういう意味でも異色な作品といっていいでしょう。
普段中々接することのない職業。
そうした職業に触れること出来る貴重な作品とも言えるかもしれませんね。
納棺師にも作法があり、それを学んでいく主人公。
全く知らない世界だった私にとっても、それは貴重な体験となりました。
職業柄涙なくして語れない
職業柄人生を閉じた方たち、その家族とのふれあいを描いています。
そこにはそれぞれの物語があり、それぞれのドラマがあります。
それに触れ、時に涙し、時に笑い。
映画でもそうしたシーンが描かれてる作品です。
時にユーモラスに描かれている場面もあり、テーマが重いのですがそれを和らげてくれていると感じる場面も。
何か問いかけるような映画にもなっているので、見終わった後、しばし物思いにふけった作品でもありました。
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